期待を超える「感動」がある。

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青沼潤ブログ

世界を舞台に活躍する、JTBグランドツアー ツアー責任者(添乗員)のブログです。
ご旅行に参加される皆様へのメッセージ、おすすめの海外旅行情報などをお届けします。

強烈なダメ出しばかりされていた頃の、懐かしい思い出(笑)

2017年06月08日

懐かしい!! 2007年のパンフレットの表紙!
つい先日、この会社で大変お世話になった方が退社されました。

決してネガティブな理由ではなく、その方にとってポジティブな理由ですので
応援すべきことですが、やっぱり寂しいですよね。

私は約10年と8ケ月前?くらいに、『 秘境方面の企画担当者 』 として
この会社の一員になりましたが、当時の企画販促チームの責任者がこの方でした。

入社後、私が最初に企画&パンフレットの原稿作成を任されたのが
カンボジア、イラン、メキシコだったと記憶しておりますが、
いきなり、この方に強烈なダメ出しをされたことを、今でもはっきりと覚えています。

前職、前々職でも企画やパンフレット作成に携わっていましたが、
グランドツアー独自の横型パンフレット(当時)の体裁に慣れておらず、
また、" 会社の売りやポイント "を理解しきれていないこともあり、
文字数が多すぎたり、文章がわかりにくかったのがその理由なのですが。


懐かしい! パプアニューギニアの扉ページ
" 製販添乗一体 "というのがJTBグランドツアーの売りなので、
実際に添乗へ出た社員の報告書や意見を聞いたり、お客様からのアンケートを読んで
次の企画へ反映できるのが、強みでもあります。

当時のカンボジアツアーの報告書やアンケートに書かれていたこと。
「 観光箇所が多すぎる 」、 「 日程が忙しい 」 などなど。

これを読んだ私は、主要と思われる遺跡以外は極力減らし、なるべくゆったりとした日程を考えました。
ところが、その原稿を見たこの方から、またもや強烈なダメ出しが!

「確かに、報告書にはそう書いてあるかも知れないけど、そうやって見学場所が少ないコースを作って、
それってお客様にとって魅力的なコースって言えるんですか?」 と。
お客様は何度もその場所へ行くわけではないから、できれば、あそこも見たい、ここも見たいと思うのが普通で、
他社のコースに含まれている遺跡がグランドツアーで含まれていなかったら、
そもそもお客様から選んでもらえないのでは?ということです。
(これについては " 正解 " はなく、「バランスが大事」だといっても、人によって感じ方は様々ですからね。
 企画を担当している時、ずっと葛藤していたのは事実です)

でもその時は、
「だって報告書やアンケートにこれだけ同様の意見が書かれている。
それを企画に反映するのがこの会社のやり方ですよね?」 と、反論してしまったので、
みんなの前でちょっとした言い争いみたいになってしまいました。

周りの人たちは「やれやれ・・・」 とか、「 上司に反論して・・・」 みたいな雰囲気だったのですが、
当時の総務部長が近づいてきて、「 いいぞ、いいぞ、もっとやれ、もっとやれ!」と(笑)

「何でも " はい、わかりました " と言われたことだけをやってもらうためにお前をとったんじゃない。
そうやって、社内で議論を戦わせて、より良いものを作るためにお前をとったんだからな。」 と
言ってくださったのです。

懐かしい! マダガスカルの扉ページ
さて、少し話がそれてしまいましたが・・・。
入社後、しばらくはこの方からダメ出し続きだったのですが、初めて認めてもらった時の事も
今でもはっきりと覚えています。

『1名様から催行確約の添乗員付きツアー』 4コースのパンフレットを発表することになり、
私はパプアニューギニアとマダガスカルを担当したのですが、
その原稿を確認していただいた時、
「青沼さん、今回はもの凄く良くできていると思います」 と、笑顔で、初めて褒めていただいたのです。

ようやくJTBグランドツアーの企画担当者として認めてもらうことができ、
その後も企画についてアドバイスをいただいたり、時には議論したり、原稿を大幅に修正されたり・・・。

この方のパンフレット原稿の校正は、社内で 「 ハリネズミ 」 と呼ばれるほど、
放射状にボールペンの線がぎっしりと引かれ、パンフレット作成時のグランドツアーの風物詩、
企画担当者にとっては" 恐怖 " となっていましたが(笑)、
私の細かいチェック能力は(手前味噌ですが)、この頃に鍛えられたものだと思っています。

先日2人で呑みに行った際、こんな懐かしい話で盛り上がりました。

グランドツアーにも多くの新しい仲間が加わり、毎年、毎月、毎週、毎日、
より良いものを追求して、いろいろな事が変化していきます。

一方、今のグランドツアーは、辞めてしまった人も含めて、多くのスタッフと
ご参加いただいたお客様と、取引先などの関わってくださった人々と、
そういうたくさんの物事のお陰で成り立っているんだと思います。

いろいろな事が変わっても、あの頃の日々を忘れず、去っていった人たちの "遺伝子" を
しっかりと、自分の中のどこかに植えつけておきたいな、そんな風に思う今日この頃です。
※長文、失礼しました・・・!(笑)

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Posted by 青沼潤 ( 2017年06月08日 14:00 ) |  メッセージを送る(0)

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青沼潤 プロフィール

仕事中は超ストイックだが、プライベートは野良猫のように自由気ままで動物と出会える旅が好き。鋼のような腹筋と体力を維持するために、今でも打撃系格闘技の修行を続けている。
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■添乗モットー
添乗員としても、旅人としても、初心を忘れずにいること。

■好きな国・地域
大自然を感じられ、生き物が見られる場所ならどこでも大好きです。一番印象に残っているシーンは小笠原の父島で巨大なマッコウクジラの群れに、水中でわずか10mほどの距離まで近づいたこと!感動&恐怖心で興奮しっぱなしでした。天国だと思える場所はタヒチ・ボラボラ島のラグーン、自分の死に場所と決めているのは、知床岬先端の大草原。オホーツクに沈む夕日を眺めながら、静かに目を閉じたい。

■趣味・特技
趣味は打撃系格闘技をやること&観戦すること。高校時代は空手部所属。現在はムエタイ&キックボクシングの修行中(修行歴10年)。雑貨屋めぐりも好き。特技は野良猫と仲良くなること。