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黒石智之ブログ

世界を舞台に活躍する、JTBグランドツアー ツアー責任者(添乗員)のブログです。
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剱岳の鎖場ハイライト

2014年10月02日

本日は、タイトルの通り剱岳の厳しい鎖場だけをご紹介します。

3日間とも好天に恵まれましたので室堂周辺や剱沢の紅葉もすばらしかったのですが、それは後日。

まずは剱沢上部から撮影した剱岳の全容で登山路を確認してみましょう。
オレンジ色の線が登山路で、一部途切れているところは峰の裏側に入っているような場所とお考えください。

また、ざっくり線を引いていますので、必ずしもこれが正しいというわけではないこともご承知置きくださいませ。

そびえ立つ剱岳

剱岳の鎖場にはすべて番号が振られています。
同じ場所でも登りと下りで分けられているところもあり、全部で14ヶ所。

剣山荘を出て5分くらいでいきなり最初の鎖場が登場。
ただしこのあたりでは鎖を使わなくても登れます。

この日、幕営した剱沢キャンプ場を出発したのは5:10頃。
まずは剱沢を越えて剣山荘へ。

途中、見事な朝焼けに映える五竜岳、鹿島槍ヶ岳が見られました。
この間にある八峰キレットや、五竜から唐松岳の間にある不帰の剣も機会があったら挑戦したい場所です。

左が五竜、右が鹿島槍

剣山荘で服装調整とスリングの装着をし6:00に出発。
剱沢小屋もそうですが、剣山荘もめちゃくちゃきれいな小屋。

本来であれば剣山荘をベースにするのが最適なのだと思います。

最初に「これはやばいなー」と思わず声を出してしまったのは5番目、前剱からの吊り尾根の鎖場。

真ん中の岩場の下の方に横移動するための鎖があります

近づいてきました

いよいよ取り付きです

ここで初めてチェストハーネスと鎖を接続

5番目の鎖場は登り専用で、下りは別ルートです。

ここを越えたところでカニのタテバイが目視できました。
結構な数の方々が登られています。

登っている人、分かりますか?

次の難所はこれ。
7番目、平蔵の頭。

ここも登り専用です

ここから登って・・・・

ここを下るのです

そして、あの「カニのタテバイ」へ。

さあ、いってみましょう

先行する人たち

いよいよです

以前見たテレビでは、タテバイが終わるとあとは大変じゃないですよ、とガイドさんが紹介していたため油断していたものの、この先、山頂へ続くガレ場がこれまたきつかったのでした。

山頂の社と剱沢、立山、槍ヶ岳方面


山頂から剱沢を見下ろす

山頂からのパノラマも素晴らしかったのですが、それも後日。

次は下山路です。

登り下りで歩くガレ場。ガレ場の先のしゃもじのような岩場が平蔵の頭

下山路で最大の難所はカニのヨコバイ。
タテバイの裏側にあり、下山専用の登山路です。

いざ、ヨコバイへ

まだ10番目

ヨコバイへ突入。最初は下ります

この鎖の先がヨコバイの核心部

よーく見ると岩肌に設置された鎖が見えます。恐くて撮影はこれが限界

すぐに鉄ハシゴ。まだヨコバイエリアは終わらない・・・

この鎖を下ってヨコバイ終了。タテバイより緊張しました

先ほど、平蔵の頭の登りルートを紹介しました。
今度は下りです。

下の写真をよーく見ると、取り付き部分に1名、中間地点に1名、上部に1名の登山者がいるのが分かります。

ヨコバイ突入前に撮影した平蔵の頭

登って横移動してまた登ります。横移動では鎖がありません

後半も「いじめかー!」と思うような鎖場登場。

I前剱の門だそうです

確かに門ですわ・・・

といった感じです。

前述の通り鎖場は14ヶ所ですから、紹介したのはそのうちの一部。
また、1・2番あたりは登りでも下りでも使いますので、通過する鎖場は14を越えるのです。

これだけ岩場が続くと、なんとなく手がかりや足がかりが見つけられるようになってきたような気がしますが、恐らく気のせいで、調子に乗ると落っこちてしまうものと思われますから気をつけます。

とくかくほぼすべての場所で気が抜けないというか、石につまづいたりして転んでしまうとそのまま大滑落というような場所がずーっと続きました。

剣山荘の姿が見えてようやくひと安心。

最後に剱沢を渡ってキャンプ場へ戻り、テントを撤収してからとぼとぼと重い足取りで別山乗越へ上り、そこから一気に雷鳥沢まで下りました。

朝5:10にテントを出て、宿泊先の雷鳥沢ヒュッテに到着したのは16:00過ぎ。
長い1日であるとともに、念願が叶った1日でもあったのでした。

剱沢雪渓。この周辺でずーっと雷鳥の鳴き声が聞こえていましたが姿は見られず

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Posted by 黒石智之 ( 2014年10月02日 11:55 ) |  メッセージを送る(0)

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黒石智之 プロフィール

地球を舞台に遊びつくす「地球旅」のメンバー。運営するハイキング倶楽部がいつしか登山部となりつつあることに悩む総務担当でもある。富士山のお膝元、静岡県富士市出身。
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■添乗モットー
お客様と添乗員の旅ではなく、旅仲間同士として旅を楽しみたい

■好きな国・地域
北アフリカ、中近東などのイスラム圏。旧東欧諸国、特にルーマニア。トゥルヒーヨ、チクラヨを中心とするペルーの北部海岸地域(以前行った時には完成していなかったシカン博物館にどうしても行ってみたい)。大自然系ではチベットのヒマラヤ山脈、ギアナ高地、ナミブ砂漠、南極、死ぬまでにもう1回訪れたい思い出の国はポルトガル。

■趣味・特技
昔は空手(極真)、今は山歩き(昔は嫌いだった)と資格取得。ただ、熱しやすく冷めやすい性格なので、長続きしないことが多いです・・・