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黒石智之ブログ

世界を舞台に活躍する、JTBグランドツアー ツアー責任者(添乗員)のブログです。
ご旅行に参加される皆様へのメッセージ、おすすめの海外旅行情報などをお届けします。

未明の珍獣王国

2015年09月25日

3日目に泊まった大門沢小屋であらぬ疑いをかけられていたようですので、現場でも否定しましたがここでも声を大にして身の潔白を主張しておくことにします。

我々が泊まっていた部屋(幸いにも個室を8人で利用)の隣に別のグループ(同じ広さの部屋を12人で利用)がいらっしゃいました。

部屋の仕切りは薄い板扉1枚のみ。

志波さんと黒石は不要な毛布を積み上げてベッドもどきの寝床を作り板扉の真横で寝ることに。

(3泊とも志波さんと一緒に1枚の布団で寝ましたが、そういう(?)関係ではありません。あしからず)

すると夜中に・・・・

「ぐおーーーーーーっ、ぐおーーーーーーっ」と暴走族も真っ青な爆音が板扉のすぐむこうから聞こえてきました。

当然ながらそんな音を聞きながら寝られるわけもなく・・・

すると今度は暴走族の隣から「がるるるるーっ、がるるるるーっ、がるるるるーっ」と獣のような音が。

こうなるともうだめです。

「犬?ライオン? がるるるるーって ありえねー」と笑いがこみ上げてきました。

そうこうするうちに起床時間(4:00頃)となり、未明の珍獣王国についてお客様に話をしたところ・・・

「え、あれ黒石さんだと思ってました」と口を揃えてみなさまが仰っておりました。

わたしではありませんから。

サファリパークは隣の部屋ですから。

と、前置きが長くなりました。

少しは山の様子をお伝えします。

天気もまずまず

鋸岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、赤岳(八ヶ岳)、鳳凰三山のパノラマです。

ヘルメットをかぶっている登山者が写っていますが、頭上の落石に注意が必要な岩壁があるわけでもないので個人的には不要だと思います。

雲上の世界

ここは日本百名山のひとつで第4位の標高(3190m)を誇る間ノ岳山頂の少し先のところ。

雲の上にいるような不思議な感覚で、とても印象的でした。

ダイナミックな山稜

間ノ岳の南には名峰・塩見岳や荒川岳、赤石岳と続く南アルプス南部の山稜が広がっています。

お客様に最もダメージを与えたと思われる西農取岳、農取岳

間ノ岳からはざれた急登を一気に下り、鞍部の農取小屋(写真中央やや右の赤い屋根)を過ぎると次は急登を一気に上って西農取岳へ。

上の写真でいうと、農取小屋から稜線をまっすぐ登り切ったところにある山の角のすぐ左の突起が西農取岳。

ここから写真左の大きなピークの農取岳までが岩場の登下降となり、間ノ岳から続く一連のアップダウンによってお客様の脚力、スタミナが一気に奪われた印象です。

特に西農取岳以降、歩くペースが急激に落ちました。

みなさまにとって大変な山行だったものの、標高3000mを超える山域を縦走し、改めて日本の自然のすばらしさを実感することはできたのではないでしょうか。

海外には海外でしか見られない絶景があると同時に、日本にもたくさんの樹木や高山植物、そして厳しい岩稜帯が続く日本特有の山岳風景がありますよね。

志波さんがいっていたのですが、ヨーロッパの山小屋で日本には600人も収容できる山小屋があることを話すと驚かれるとともに、「ほんとうか?」と疑われるそうです。

それよりなにより、「なに、日本には山があるのか」と、そんなレベルだったりもするとのこと。

でも、わたしたち日本人はこの国のほとんどが山岳エリアで、逆に人が住んでいる場所の方が少ないということは当たり前のこととして知っています。

珍獣王国を楽しめるのも山。

日本というすばらしい国に生まれ育ったことを誇りに思える場所も山。

ハイキング倶楽部のお客様と一体感をもって同じ時間を過ごせるのも山だからこそ。

あ、そういえば、北岳登頂によってハイキング倶楽部改め登山部に主旨、名称を変更と思っていたのですが、「やっぱりハイキング倶楽部でいいです・・・」という声が多かったことからこれまでの路線を継承します。

ご安心くださいませ。

なお、明日から2泊3日で来年6月に実施する利尻岳の下見にいってきます。

雨みたいですけど・・・

初の北海道なのに・・・

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Posted by 黒石智之 ( 2015年09月25日 10:02 ) |  メッセージを送る(0)

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黒石智之 プロフィール

地球を舞台に遊びつくす「地球旅」のメンバー。運営するハイキング倶楽部がいつしか登山部となりつつあることに悩む総務担当でもある。富士山のお膝元、静岡県富士市出身。
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■添乗モットー
お客様と添乗員の旅ではなく、旅仲間同士として旅を楽しみたい

■好きな国・地域
北アフリカ、中近東などのイスラム圏。旧東欧諸国、特にルーマニア。トゥルヒーヨ、チクラヨを中心とするペルーの北部海岸地域(以前行った時には完成していなかったシカン博物館にどうしても行ってみたい)。大自然系ではチベットのヒマラヤ山脈、ギアナ高地、ナミブ砂漠、南極、死ぬまでにもう1回訪れたい思い出の国はポルトガル。

■趣味・特技
昔は空手(極真)、今は山歩き(昔は嫌いだった)と資格取得。ただ、熱しやすく冷めやすい性格なので、長続きしないことが多いです・・・