日本唯一の西洋宮殿建築へ


遠出の自粛が求められているなか、改めて地元の見どころに目を向けてみるのもいいと思います。

先日、東京は赤坂の迎賓館を見学してきました。

市ヶ谷駅から歩いてすぐです。


日本_赤坂離宮3

外国人旅行客が多かった時期は、予約がないとなかなか入れなかったのですが、現在は週末でも予約なしで入れることが多いようです。この建物は、元々は紀州徳川家の屋敷があった場所に皇太子殿下のお住まいとして建築され、その後は国会図書館などいろいろな用途に使われましたが、戦後日本が国際社会に復帰する際に迎賓館として改修されたものだそうです。建物内の見学は約10名ずつ係の方が案内してくれます。

なお、内部の撮影はできません、残念!


まず、正面玄関ホールとそこから続く階段の装飾が見事でした。

イタリアはカラーラ産の白い大理石とフランス産の赤い大理石など、建材の目玉的な部分は欧州から輸入したものです。その反面、廊下の壁や天井は縁取りに金があしらわれているものの、白を基調としていてとてもシンプル。


ヨーロッパのベルサイユやシェーンブルンの煌びやかさとはまた違いますが、日本人の心にはより響きます。晩餐会が催されるホールには、シャンデリアが吊るされ、大きな鏡が貼られているなど、西洋の宮殿と共通する部分もありますが、壁の装飾が七宝焼きだったりモチーフにライオンと武士の兜があしらわれているなど、日本の独自性も光ります。庭にはフランス式で国宝の大噴水があるのですが、その周りに植えられているのはツツジと松なのは不思議な感覚です。

日本_赤坂離宮2


肖像画や天使の姿が1つもない宮殿というのは初めてでしたが、日本らしい厳かな雰囲気と美を十分に感じられました。海外旅行にまた行かれるようになるまではもう少し時間がかかるかもしれませんが、それまでの時間は今までなかなか目を向けてこなかった地元や近場で楽しんでみるのもいいと思います。

JTBグランドツアー&サービス編集部(ヘンシュウブ)

旅にでかけたくなる情報を日々発信してまいります。