山と谷だけ?!転びまくりのIT・BPR・DX 第4話


IT活用担当ヘッダー

プログラミングの世界では、記述されたプログラムのことを「ソースコード」、プログラムを書くことを「コーディング」といいます。最近耳にする機会が増えた「ローコード」や「ノーコード」は、プログラムのようなものを「少し(ロー)」書くか、「まったく書かず(ノー)」にアプリなどを開発するということです。

実際は、ローコードやノーコードの開発であったとしても、使うツールや関数などの独特の動きや癖、ローコード、ノーコードがゆえの自由度の低さと機能の制限に悩まされ、当たり前のように壁にぶつかります。習得までは長く地味な道のりが続き、一朝一夕でのレベルアップや目的達成は望めないと思っています。

ただ、しばらくやってきてわかったのは、初学者、初心者レベルでぶつかる壁は総じて難易度が低く、だいたいは乗り越えられるということ。調べては試し、試してはまた調べを繰り返していけば数日で答えにたどりつくし、有料のオンライン講座、無料の動画で自分に合ったものを探して勉強すればさらにレベルは上がっていきます。

私自身、Pythonの学習を始めた当初は「リスト?タプル?ディクショナリ?、なにそれ??」「オブジェクト??クラス???はあ??」とちんぷんかんぷん。オブジェクトとクラスについては、今は使わずに済むことしかやっていないため、まだよく理解できていないです。

ある案件の委託で昨年夏まで約1年、当社にSE(システム・エンジニア)が駐在していました。その方に「どうやったらプログラミングができるようになりますか?」と質問したところ、返ってきた答えは「できるまでやる」。「途中でやめてしまう人が多いみたいですね」とも。ある意味、これがすべてかなと。

例に出してしまっては恐縮なほどレベルは違いますが、サイクロン掃除機の試作品を5000も作ったジェームズ・ダイソンさん、マイクロソフトのビル・ゲイツさんも、開発や事業にあたって「成功するまでやるので失敗はない」と、ほぼ同じ趣旨のことをいっています。

やると決める意思、やり続ける意欲、そしてやり切る覚悟を持つ。そうして進んだ先にようやく成果が見えてくるような気がします。少し成果が見えてくるとすぐ「いけるいける♪」と調子に乗りそうになるのですが、そうは問屋が卸しません。あっという間に次の壁が出てきてまた苦しむことに。ただただこの繰り返し。

「レベルが上がってきてるんじゃないの~」なんて楽観しているとすぐ、めざすべき頂は目視できないほど彼方にあることに気づかされます。ある意味で山登りと同じ。「あそこに尾根がありそうだ!山頂は近いのか!?」と思ってそこまでいってみるとそこはただのでっぱりで、まだまだ先が長いことを思い知らされる。

そこで、見えない頂に絶望する必要はなく、まずは今の自分、会社に必要なことに絞ってやってみればいい。そう思いながら、のんびりと歩み続けています。自分自身を実験台にして、中年になってからでも新しいスキルの習得はできるのかどうか試している状態ですね。

私は個人的に、どの会社でも使っているであろうExcelですら、フルスペックが100だとしたら、社内では1も使えていないと考えています。当社に限らず、こういう会社はきっと多いんだろうなと。関数は無数にあって、回帰分析など統計を使った分析や予測も一発でできますし、プログラムも書ける。Excelだけでなく、WordもPower Pointもプログラムを書いて動かす機能を持っています。

そのくらいExcelはハイスペックにも関わらず、能ある鷹は爪を隠すではないですが、デフォルトでそれらの機能をオープンにはしていません。例えばVBAというプログラミング言語を使えるようにするには、オプションで「マクロを有効に設定」し、ユーザ設定で「開発」タブを表示させる必要があります。

「知っている」か「知らない」か、「できる」か「できないか」。この違いはとても大きくて、どちらも前者である場合、どんどん自分の環境を便利にしていけますし、会社であればかかる費用もどんどん抑えられるようになっていきます。後者の場合、「知っている」「できる」誰かにお金を払ってやってもらうしかありません。

世の中には「デジタル・ディバイド」という言葉があって、前者と後者の間の情報格差などと説明され、場合によっては得られる利益の格差でもあると指摘されています。ちょっとしたことをきっかけに、私自身はほんの少しだけ「知っている」、「できる」ことが増えてきました。私個人が生きていくだけなら私個人が知っていたり、できればいいのですが、私は企業に所属し、会社の環境を変えたいと思っています。

そうなると、またやること、やるべきことが変わってくるんですよね。スキルの習得とは別の壁があって、難易度もさらに上がります。この続きは次回、最終回にて。

IT活用担当(旅と関係ないことしか書きません)

業務改善にお金はかかりませんし、有料RPAツールを使わなくても業務は自動化させられる。素人のおじさんがどうやってそれを実現させようとしているのか、実例とともに紹介していきます。

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