最古の紙のひとつと呼ばれるパピルスはエジプトが発祥で、このパピルスという言葉が英語のペーパー(PAPER)という名前の由来となりました。そしてペーパーを束にしたものがブック(本)となります。
では問題です。
ブック(本:BOOK)の名は、どこが由来でしょう。
答えは、地中海に面した中東国レバノンにあるビブロスという港町から。
(レバノン ビブロス遺跡)
紀元前13世紀頃、この地にはフェニキア人が住んでいました。
フェニキア人はビブロスの港から、レバノン山脈で採れた杉や、エジプトのパピルスを地中海の各地に輸出していました。ギリシャではビブロスから輸入されたパピルスをビブロスと呼んでいたことから、ブック(BOOK:本)の単語が生まれたようです。他にもバイブル(BIBLE:聖書)の語源もビブロスが転化したものと言れれています。
レバノンは歴史ある国であるだけでなく、首都ベイルートは中東のパリと呼ばれるほど、綺麗な町。そしてビブロス遺跡も世界遺産に登録されています。
いつかみなさまの訪問リストに入れていただきたい、日本人にとって穴場の場所です。大変おすすめですよ!
他の記事を探す
書いた人から探す
エリアから探す
テーマから探す
カテゴリーから探す