「世界最強のパスポート」


自由の女神

1ヶ月と少し前、「世界最強のパスポート、日本が首位維持」というニュースが出ていました。イギリスのコンサルティング会社が、ビザなしで渡航可能または到着ビザで入国できる国・地域の数により各国のパスポートをランキングしたものです。
それによると、日本のパスポートでビザなしまたは到着ビザで入国可能なのは193カ国・地域。2位のシンガポールは192カ国・地域、3位の韓国・ドイツは191カ国・地域と僅差です。ただ、現状、実際には各国の渡航制限があり、通常期と同様に渡航できる国・地域は多くありません。

ところで、なぜ急にこの記事を書こうと思い立ったのかというと、昨日ふと見ていたテレビ番組で、この5月にパスポートの写真の規格が変わった、というのが取り上げられていたから。恥ずかしながら知らなかったので改めて確認したら、これまでも厳しかったものがさらに厳しくなった印象…。

具体的には、以下が追加になっています。

  • 顔の寸法
  • 耳から左右に2mm空ける必要があります。顔の縦の長さは変わらないので、バランスが難しいですね。
  • 輪郭の露出
  • 髪やイヤリングなどの装飾品、タートルネックなどで輪郭を隠さないよう要注意です。
  • 目の周辺の条件
  • カラーコンタクトや輪郭を強調するコンタクトレンズは不可。眼鏡やつけまつげ・まつげエクステも影が映ったり、目にかかったりすることがあるので避けましょう。ライトなどが写り込むのもNGです。
  • 背景について
  • これまでも人物との境界が不明瞭なもの、という規定はありましたが、「頭、髪、服装等と背景の境界が不明瞭なもの」と明記されています。背景と髪の色が近い場合などに注意が必要です。
  • 画像処理について
  • これまでも美白処理を含め不可でしたが、しわ取りなどの修正加工も不可となりました。
これらの規定は国際民間航空期間(ICAO)の勧告に基づいて定められているとのことです。渡航先国によっては、入国審査等の際に、顔認証技術を用いて渡航者の本人確認を行うことも多くなってきており、それに対応する必要もあるのでしょう。1年半以上に及ぶコロナ禍の間にパスポートの有効期限が切れたりわずかになったりして、海外旅行が一般的にも再開した暁には申請する方も多いのではないかと思われます。規定外で撮り直しなどということがないよう、確認してから臨みたいものです。

早く「最強のパスポート」が本来の効力を発揮できるようになるよう願うばかりです。

山名敦子(やまな あつこ)

19年春に2度目の長期休暇から復帰し、現在添乗お休み中。幅広い知識を生かし、主に北中南米、アフリカ、中近東方面の個人旅行を担当する。お伺いしたお客様のお好みやご要望を最適なカタチに組み立て、ご案内するのが得意。緑の多い東京郊外出身。