6月中旬、スペインをはじめマルタなどが日本人をはじめとした海外旅行者受け入れ再開を発表しました。

私たち旅行会社にとっても嬉しいニュースですが、これをもって海外旅行再開となるかというと、残念ながらそうではありません。


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現在考えられる範囲で、海外旅行再開の条件をまとめてみました。



1.日本国外務省の感染症危険情報のレベル引き下げ

旅行会社が現地の公衆衛生・治安安全状況を判断する外務省の危険情報において、現在、世界中のほとんどの国・地域について、レベル2「不要不急の渡航は止めてください」以上が発出されています。この危険情報がレベル1以下になることがまず必要です。



2.旅行先の国・地域が日本からの旅行者受け入れを再開する。

6月18日時点で世界178ヵ国・地域が日本からの渡航者入国を制限しています。またそれ以外の国・地域でも入国後14日間程度の隔離を義務付けているため、実質的には旅行目的の訪問は不可能です。スペインやマルタのように日本からの旅行者受け入れを再開する必要があります。



3.日本帰国後の隔離条件が緩和される。

現在は帰国時のPCR検査結果にかかわらず、14日間の隔離が求められています。

この条件が緩和されない限りは、観光目的の旅行は難しいでしょう。6月23日のニュースでは、イギリス、フランス、スペインの3か国で相互間の往来については帰国後の隔離を求めないようにしようという交渉が始まったそうです。このような交渉はビザ(査証)とおなじように相互主義(対等な条件で合意する)になると思われます。また、直行便が飛んでいない国への旅行の場合は、乗り継ぎの国も交えた交渉がまとまる必要があります。



4.日本と現地を結ぶ航空便が再開する。

6月現在、日本発着の国際線の約9割が運航休止しています。日本でも海外からのビジネス目的の渡航者については前述の条件を緩和する動きがでてきていますので、徐々に運航は再開するものと思われます。ただ、航空便は日本人だけではなく海外から日本への旅行者もあってこそビジネスとして成立するという側面もあります。海外旅行が再開したとしても、以前のような路線拡大はしばらく望めないでしょう。



海外旅行にはいつから行けるようになるのか?というお問い合わせを多くいただいていますが、このように再開まではいくつかのステップが必要です。

日本でも国内の往来自粛が解禁となり徐々に観光地に人出が戻ってきているように、世界の国々でも同様に国内からの旅行者で観光地が徐々に賑わいを取り戻しているそうです。

つい3~4か月前まで世界のほとんどの国へ自由に旅行できていたというのが信じられないような現在の状況ですが、私たちは来るべき海外旅行再開のときまでに新しいサービスやツアーの開発に努めていきます。



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JTBグランドツアー&サービス編集部(ヘンシュウブ)

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