食を通じて海外に思いを馳せよう!旅と食文化~イタリア編 Part1~


はじめまして。JTBグランドツアー&サービスの食いしん坊 吉井と申します。なかなか自由に海外に行くことが出来ない状況ではありますが、食を通して現地に思いを馳せ、海外旅行が再開したら現地で実際の料理を食してみませんか?これから「旅と食文化」をテーマとしてブログを書いていきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。

さて
第1弾は"みんな大好きイタリア"を取り上げます。

イタリア地図

イタリアの食文化

イタリア料理の歴史は、紀元前ローマ帝国の時代にまで遡ります。当時の裕福なローマ人たちの間で、腕利きの料理人を集めて贅を尽くした料理を披露することが流行し、料理人たちも日夜新しい料理作りに励んだことで、周辺の国々の追従を許さない素晴らしい食文化が育まれました。そして、その食文化はローマ帝国の発展とともにヨーロッパ各地へと広がっていきました。
1533年、フィレンツェの名門貴族・メディチ家のカトリーヌ嬢がフランス国王アンリ2世に嫁ぎ、パリに移住する際にカトリーヌは大勢の腕利きのイタリア人コックを連れて行きましたが、それをきっかけにしてフランス宮廷料理やテーブルマナーが洗練されたというのは有名な話。このように、西洋を代表して世界三大料理に数えられているフランス料理が実はイタリア料理の影響を受けて成長したことは周知の事実です。ローマ時代から続くイタリアの食文化が“西洋料理の母的存在”と言われるのは、こうした歴史によるものといえるでしょう。


イタリアの食文化と地方ごとの料理の特徴

イタリアは1861年に統一されるまでは小さな都市国家の集まりだったため、様々な国の食文化が各地で根付き独特の発展を遂げてきました。
北部では隣接するフランスやオーストリア、スイスなどの影響を強く受けました。一方、地中海の中心に位置し古代ギリシャ時代から様々な国に征服されてきた南部の島の郷土料理はギリシャ、スペイン、アラブ、北アフリカの影響を受けています。
郷土料理はその地方がたどってきた歴史と密接に結びついていて、それゆえに人々の愛着も深いです。パンひとつとっても地方によって特徴が違います。イタリア人は「自分の土地の料理が一番おいしい!」という意識がとても強く、「イタリアにイタリア料理はない」と言われているのはそのためです。
本日は、トスカーナ地方の郷土料理の「リボリータ」と「クロスティーニ」をご紹介します。

リボリータ

Re(繰り返し・再び)+bolitta(煮た)という意味のリボリータは、トスカーナ地方の郷土料理で余った野菜や豆、そこに硬くなったパンを加えて煮込んだ家庭料理です。温かい冬に最適ですしとても簡単ですのでぜひお試しください。

リボリータ

★レシピ★


材料 (4人分)
豆煮

白いんげん豆 200g
ベイリーフ 1枚
塩 小さじ1/2

人参 1/2本
セロリ 1/2本
玉ねぎ 1/2個
キャベツ 1/4個
じゃがいも 大1個
にんにくみじん切り 1片
黒キャベツ 2枚(なければ縮みホウレンソウでも良い)
ホールトマト缶 1/2缶
オリーブオイル 大さじ4
硬くなったパン 3~4枚
塩 小さじ1/2

★作り方★

豆煮

  1. 白いんげん豆を軽く水洗いし、たっぷりの水に一晩つけおく。
  2. 鍋に戻し汁ごと入れて、ベイリーフ、塩を入れて火にかける。
  3. 沸騰したら灰汁をすくって弱火にし柔らかくなるまで煮る。


  1. 人参、セロリ、玉ねぎ、じゃがいもは15㎜程度のダイスカットにしておく。
  2. 黒キャベツは固い葉脈を除いて1㎝くらいに切っておく。
  3. キャベツはざく切りにしておく。
  4. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかける。
  5. にんにくの香りが十分してきたら
    ニンジンを加えて揚げるように炒める。香りがしっかりしてきて油に人参の色がつくまで炒めるとよい。
  6. 3分程度炒めた後、セロリ、玉ねぎを加えてじっくり7~8分中火で炒める。塩はここで加える。
  7. ★ストウブを使っている人はここで蓋をして弱火にして放置するとよい。
  8. キャベツ、黒キャベツ、じゃがいも、塩を加えてさらにくったりするまで炒める。
  9. 白いんげん豆は半分はフードプロセッサやレードルで潰してから汁ごと鍋に加え、ホールトマトを加えて煮込む。
  10. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、パンを入れてカリカリに炒めて8.に加える。
  11. 味を見て塩で整える。

出来上がり♪

食べるときに、お好みでエクストラバージンオイルやパルミジャーノをかけるとさらに美味しくなります。
ぜひお試しください。

次回は「クロスティーニ」のレシピをご紹介します。

立川千香子(たちかわ ちかこ)

美味しいものを求めて旅に出ています。最近は東京で「世界各国の美味しいもの巡り」と「自分の手料理で世界一周」を企んでいます。得意料理は肉料理。 日本バーべキュー協会公認上級バーベキューインストラクター。 アロマセラピストの一面も。 東京生まれ・12年間女子校育ち。