
新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、「Go to トラベル」および「もっと楽しもう!TokyoTokyo」の各キャンペーンについて、一部運用見直しが発表されました。詳しくは以下をご覧ください。
1.Go to イベント
内容
国がチケット販売事業者を通じて、特定のイベントやエンターテイメントのチケット代の20%相当(上限は1枚あたり2,000円)を割引または会場の物販等で使用できるクーポンなどを付与するものです。
いつから?
10月28日から経産省が事業者(イベント主催者等)の募集を開始しました。
10月30日から第1弾として、USJの1日券の販売が始まりました。対象は11月4日から12月31日までとなっています。
富士急ハイランド、サンリオピューロランド、ムーミンバレーパークも対象となりました。
ほかにも、映画館や水族館などが対象になる可能性があります(あくまでも事業者が応募することが前提)
他のキャンペーンとの併用は?
Go to イベント対象の入場券をGo to トラベルの地域共通クーポンで購入することは可能です。しかし、入場券に対してGo to イベントとGo to トラベル両方の割引を適用することはできません。(11/6 経済産業省公式ウェブサイトにて確認)
2.東京版Go to トラベルキャンペーン「もっと楽しもう!Tokyo Tokyo」(通称:東京割)
12月18日0時から1月11日24時までに出発する旅行の新規予約については助成対象外となります。予約済みの旅行についても対象外となります。12月27日(日)24時までにキャンセルした場合は、キャンセル料の負担はありません。
内容
東京都が独自予算でおこなうもので、東京都民が東京都内に旅行する際1泊につき1人5,000円、日帰り旅行は2,500円が補助されます。予算規模は40万泊(40万人が1泊ずつできる)となっています。東京都の人口は約1400万人ですから、国のGo to トラベルと比べると予算規模は小さいです。
また、国のGo to トラベルキャンペーンと重複利用も可能です。利用条件は以下の通りです。

いつから?
2021年3月31日までに完了する旅行が対象です。
注意
予算は旅行会社、ホテルや旅館、予約サイトごとに割り当てられています。そのため、割り当てられた旅行会社や宿泊施設では売り切れであっても、予算が残っていたり販売を始めていないところがあります。
たとえば、Aホテルに泊まりたいという場合、以下のような可能性があります。
Aホテルの公式サイト・・・・・・売り切れ
るるぶトラベル等の予約サイト・・売り切れ
ある旅行会社・・・・・・・・・・受付中
また、予算の割り当ては「日帰り旅行」「宿泊する旅行」に分けられ、そのなかでさらに「都内全域」と「島しょ部」と分けられています。「都内全域」の予算は島しょ部への旅行にも適用できます。
3.Go to トラベルキャンペーン
年末年始の12月28日(月)から1月11日(月)までの間の旅行については、既に予約済みの旅行も含めすべて助成対象外となります。なお、予約済みの旅行を27日(日)24時までにキャンセルする場合はキャンセル料はかかりません。 なお、今後も運用方針が変更される可能性がありますので、最新情報については事務局の公式ウェブサイトにてご確認ください。
内容
旅行(宿泊)代金の最大半額を助成する制度です。旅行(宿泊)代金の35%が値引き、15%が地域共通クーポンで支給されます。助成額の上限は1泊あたり2万円相当となりますので、旅行(宿泊)代金に換算すると1泊当たり4万円が上限となります。そのため、この価格帯の旅館が人気となっていて週末の予約は1月末まで満室となっているところもあるそうです。
期間の延長についての報道が目立つようになってきました。弊社では延長決定前のお申込みについても、キャンペーン期間内かつ予算の範囲内であればキャンペーンの対象とさせていただきます。

ホテル予約サイトで予約すると宿泊代金のみが対象となりますが、旅行会社の鉄道や航空券付きパッケージツアーなら交通費も含めた旅行代金を元に助成金を計算しますので、そこまで高い旅館を求めないという方には旅行会社のツアーがおすすめです。
地域共通クーポンについて
旅行代金の最大15%相当額(上限1泊あたり旅行代金4万円に対して6千円、1千円未満は四捨五入)が、1枚千円のクーポンとして提供されます。紙のクーポンと電子クーポン(QRコードで読み取り)があります。お釣りはでません。
電子クーポンの仕組みが分かりづらいのか、紙のクーポンしか取り扱っていないお店が多い地域があります。紙のクーポンか電子クーポンかは選ぶことができません。インターネットの予約サイトを介しての宿泊予約だと電子クーポンになるようです。JTBグランドツアー&サービスでは紙のクーポンをお渡ししています。
利用できるお店やサービスについては、キャンペーン事務局のWebサイトで検索できます。
クーポンが利用できるのは旅先の都道府県とその隣接する道府県です。宿泊のみの場合はチェックイン日の15時くらいからチェックアウト日のみ利用可能となります。
※隣接する都道府県というのは、鉄道や道路で繋がっているという定義だそうです。たとえば、神奈川県と千葉県はアクアラインでつながっているので隣接しているということになります。
いつまで?
現時点では1月末まで(ツアーは終了、宿泊のみの申し込みは宿泊が基準)となっていますが、予算の消化状況次第で前後する可能性があります。
なお、予算規模は総額約1兆1,000億円です。キャンペーン開始から10月15日までに旅行者に還元された金額は約1400億円と報道されました。10月から東京が追加されたばかりとはいえ、1月末までに消費できるようなペースではありません。
運用上の変更
開始3ヶ月にして運用上のルールが次々と変更されています。以下の旅行はキャンペーン対象外となります。
・運転免許やダイビングライセンスなど資格取得のための講習がセットになった旅行
・出張(ビジネス)目的の宿泊(会社を宛先とする領収証の発行を認めず)
・8泊以上の宿泊・旅行(7泊目までは対象)
4.Go to eatキャンペーン
大きく分けて2種類あります。
①昼食は500円、夕食は1千円分のポイントを提供【予算に達したため終了】
内容
グルメサイト経由で飲食店を予約すると、昼食は1人500円分、夕食(15時以降)は1人1千円分のポイントがもらえます。
キャンペーン実施期間内であれば回数制限はありませんが、このポイントは次回以降の飲食代にしか利用できません。
2回目以降の利用であれば、前回のポイントを支払いに充当し新たにポイントを獲得することができます。
いつから?
10月から始まったばかりのキャンペーンですが、早くも予算額に達したため、11月15日に終了しました。
なお、貯まったポイントは2021年3月末まで使用できます。
いつまで?
予算として割り当てられている767億円が消化されるか2021年1月末までの利用、ポイント使用は2021年3月末までとされています。
②プレミアム付きクーポン券
内容
これが非常に分かりづらい内容となっています。
まず、都道府県ごとに開始予定日が異なります。三重県など早いところではすでに開始されていますが、東京は11月20日から販売開始だそうです。
また、対象者を県内在住者のみとしている県もあれば、方針が決まっていない都道府県もあります。
券種は1枚1千円ですが、何枚かセットで販売する県もあります。プレミアム率(お得な割合)は25%です。
いつから?
都道府県ごとに異なります。
東京でもようやく11月20日より発売されることが決まりました。電子クーポンと紙のクーポンの2種類があるようです。
いつまで?
①とは別枠の予算として割り当てられている767億円が各都道府県に配布され、それが消化されるまで。人口に比例して配分されるわけではなく、都道府県ごとの申告制のようです。 そのため、都道府県ごとに終了時期が変わるかもしれません。
Go to トラベルの地域共通クーポンと併用できる?
Go to トラベル事業に参加している店舗であれば併用できると思われます。
対象外のお店
ピザなどの宅配専門店、カラオケボックス、接待を伴う飲食店、移動型店舗(キッチンカー)など
なお、最新の情報は各事業の公式Webサイトをご覧ください。
今後もGo to 商店街、Go to イベントの事業が予定されています。
他の記事を探す
書いた人から探す
- 青沼 潤
- 綾部 正洋
- 池田 明大
- 岩井 六朗
- 岡田 彩
- 柏木 康宏
- 加藤 悦子
- 川井 麻紀子
- 久保池 豊
- 河内山 太朗
- 佐藤 明日子
- 関根 新吾
- 龍谷 秀昭
- 平野 健
- 森 千江
- 山口 瞳
- 山名 敦子
- 山本 光一
- 吉井 千香子
- 渡部 凌
- JTBグランドツアー&サービス 編集部
- IT 活用担当
エリアから探す
テーマから探す
カテゴリーから探す