自然派の皆様、まだ行ったことのない場所へ行ってみたい方、
ぜひ、これからの季節におすすめしたいのが、南米のパタゴニアです。
(轟音をたてて崩れ落ちるペリトモレノ氷河)
パタゴニア地方は、南米南部のアルゼンチン、チリの地方の総称で、
かつてはパタゴンという民族がこの地に住んでいたことからこの名がつきました。
南半球に位置するため、日本の冬の時期に短い夏が訪れます。
11月から3月までが観光シーズンです。
短い日程のツアーであれば、アルゼンチン側のカラファテに宿泊し、ロス・グラシアレス国立公園のペリト・モレノ氷河の崩落をご覧いただくツアーが一般的ですが、せっかくならパタゴニアをじっくり楽しみたい!という方へ、アルゼンチン側とチリ側両方を楽しむおすすめのプランを紹介します。
(南米大陸を南北に移動します!)
まずは、南米・アルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ―
日本から南米への渡航は、アメリカ経由のほか、最近はアリタリア航空などヨーロッパ経由も人気です。
ブエノスアイレスの観光では、タンゴ発祥の地といわれ、カラフルな街並みをご覧いただけるカミニートやレコレータ墓地へご案内しています。
(カミニート)
夜はアルゼンチンならではのタンゴショーもございますが、夜遅くなるため、翌日にパタゴニアへの移動が控えている場合は、あまりおすすめしておりません。
さらに国内線を乗り継いで、南の果てのウシュアイアに到着。
世界最南端の鉄道「世界の果て号」に乗車し、大西洋と太平洋を隔てるビーグル水道クルーズへ。
(ビーグル水道クルーズ)
ブエノスアイレスが起点の国道3号線の終点である、ラパタイア湾へも。
ウシュアイアの楽しみといえばシーフード!セントージャ(ミナミイバラガニ)がおすすめです。
とげとげして殻はむきにくくても、味は格別!ぜひご賞味ください。
国境を越えてチリへ
ウシュアイアからは、マゼラン海峡をフェリーで渡り、チリ最南端の町プンタ・アレーナスをめざします。
チリ側のパタゴニア地方のハイライト、パイネへは、プンタ・アレーナスから約350km。
そこにしかない風景をご覧いただきながら、最果ての地のドライブをお楽しみください。
パイネ国立公園でのおすすめの過ごし方は…
(パイネ国立公園にて)
氷河により生み出された美しい風景が広がるパイネ。
主峰パイネ・グランデとグレイ氷河を望むグレイ湖ハイキング(所要約2時間、高低差約15m)をするのもよし、ハイキングは少し苦手…という方は、のんびりとグレイ湖の遊覧をお楽しみいただいてはいかがでしょうか。
再び国境を越えてチャルテンへ。
パイネを後にし、再び国境を越え、アルゼンチンへ戻ります。
次は、パタゴニアらしい峻険な山フィッツロイを臨む町、チャルテンへ向かいます。
チャルテンへ向かう道はこんな感じです。
チャルテンでぜひご覧いただきたいのがこちら。
峻険な山々が朝日に染まり、ここでしか見られない風景が目の前に!
チャルテンでも、ご希望にあわせて、フィッツロイ峰、セロトーレ峰の双方を望むセロ・トーレ展望台へのハイキング(所要約3時間、高低差約250m)をしたり、デシエルト湖遊覧へご案内したり、思い思いにお過ごしいただけます。
パタゴニア観光のクライマックス、氷河の崩落の瞬間にせまる!
いよいよ3つ目の目的地、氷河観光の拠点、カラファテへ。
氷河は長期間、氷や雪の重みで圧縮されたもの。
なかでも、パタゴニアの氷河は空気をほとんど含まない、透明で青い氷河として有名です。
世界遺産にも登録されているロス・グラシアレス国立公園では、ペリト・モレノ氷河を望む展望台で氷河が海に崩落していく瞬間を待ちます。
(ペリト・モレノ氷河、湖面からの高さはなんと60m!!)
氷河の自然の壮大さと、美しさを圧倒的な迫力は、なかなか言葉では表しきれませんが、
添乗員山本の過去のブログから引用してご紹介します。
”パタゴニア王道の観光地の定番のアングル。
それがやっぱり、しびれるんです!
地球が生きていることを感じる瞬間でもあります。
ただただ、その偉大さと美しさに酔いしれます。
氷河好きなら、一度は訪れるべき場所であることは間違いありません。
私自身も久しぶりにペリトモレノ氷河にやって来ましたが、やはりすごい。
地球の裏側にやって来る価値があるなあと思います。
轟音とともに崩れ落ちる氷河などの大自然を目の前にし、
ここでしか味わえない雰囲気をご体験ください。”
ロス・グラシアレス国立公園のもうひとつの楽しみは、双胴船でのアルヘンティーノ湖クルーズ。
南米大陸で3番目の面積を誇り、平均高さ100メートルといわれるウプサラ氷河やスペガチーニ氷河を約5時間かけてめぐります。間近に迫る大氷河に圧倒されながら、ゆったりとお過ごしいただけるVIP席がおすすめです。
(アルヘンティーノ湖クルーズ氷河がプカプカと浮かぶこんな風景も)
カラファテから再びブエノスアイレスへ、そして帰国の途へ。
ウシュアイアからカラファテまで、総移動距離、約1,800㎞以上。
パタゴニアは確かに遠い!
移動距離も長い!
でも、そこまで時間をかけたからこそ体験できる絶景があなたを待っています。
長距離移動が続くパタゴニアでは、宿泊地の選定や宿泊順の工夫が旅のポイントとなります。
連泊中心の日程にすることにより、厳しくも美しい大自然を心ゆくまでお楽しみいただけます。
ぜひ一度訪れてみませんか。
<おすすめのツアーはこちら>
体力に合わせて大自然を満喫!南の果てまで訪れる パタゴニア大周遊 15日間
12/4(水)、1/29(水)ともに催行決定!いずれも10名様限定です。
他の記事を探す
書いた人から探す
エリアから探す
テーマから探す
カテゴリーから探す