スイススペシャリストがおすすめするハイキングコース~ツェルマット編その1~


マッターホルンの麓の街ツェルマットから四方に広がるハイキングコース。

今回はマッターホルンの北壁の下をシュヴァルツゼーからフーリーまで歩くコースをご紹介します。


ツェルマットからマッターホルンに向かって伸びるゴンドラで10分ほど上ったところにあるシュヴァルツゼー展望台(標高2583m)は、マッターホルンに最も近い展望台です。

登頂を目指す人たちもここから登山を開始します。

スイス_シュヴァルツゼー展望台

▲モンテローザ(左)とリスカム(右)


シュヴァルツゼーとはドイツ語で黒い湖。湖畔には小さな教会があり、しばしば結婚式を挙げているカップルを見ることができます。

マッターホルンに背を向けると、正面にはゴルナー氷河越しにモンテローザがその名のとおり一輪の薔薇のような優美な姿を見せてくれます。

モンテローザの左側にはスイス最高峰のドーム(4545m)やぎざぎざした山容が特徴的なリンプフィッシュホルンなどが並びます。

これらの山々が最も綺麗に見えるのがシュヴァルツゼー展望台なのです。


景色を堪能したら、さっそく歩き出しましょう。


このコースはアルプス三大北壁に数えられるマッターホルンの北壁を間近から見上げるように続いています。

マッターホルンとツムット谷を挟んで向かい合うようにそびえる端正な山はダン・ブランシュです。

スイス_シュヴァルツゼーハイキング


足元に目を向けると、アルプス三大名花の1つアルペンローゼがそこかしこに見られます。

7月初旬くらいにこの花が咲き始めるとアルプスにも夏がやってきたと感じます。


四方八方絶景が連なりますが、やはりこのハイキングコースの主役はマッターホルンです。

まさに絶壁のようにそそり立つ北壁を登る登山者がいるとはとても信じられません。

目を凝らすと、北壁と東壁の稜線に建つヘルンリ小屋も見えます。


歩き出しからしばらくはなだらかな下りの道が続きますが、やがて傾斜が急になり、谷を下っていきます。

マッターホルンの氷河から流れ出している小川のせせらぎや、高山植物の小さな花々に癒されながら歩を進めましょう。

スイス_マッターホルン北壁


谷の中腹あたりからは谷に沿ってツェルマット方面を目指します。

マッターホルンや山々の景観とはこのあたりでお別れで、この後はなだらかな林道を歩きます。


ハイキングの終点はフーリーというツェルマットを見下ろす隣村です。カラフルなパラソルを広げたカフェが何軒もありますので、疲れをいやしてもいいでしょう。

ここからはゴンドラでツェルマットまで下ります。


ハイキングだけだとツェルマット発着でだいたい半日。これにグレイシャーパラダイス展望台を組み合わせると、15時くらいに街に戻ってくるようなスケジュール感です。

歩く時間はだいたい2時間半~3時間弱。普段からウォーキングなど多少運動を心掛けている方なら無理なく歩けるコースです。



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JTBグランドツアー&サービス編集部(ヘンシュウブ)

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