スイススペシャリストがおすすめするハイキングコース~ツェルマット編その2~


マッターホルンの麓の街ツェルマットから四方に広がるハイキングコース。

前回はシュヴァルツゼー~フーリー(総所要時間半日)をご紹介しました。

今回はマッターホルンがいちばん綺麗に見えるハイキングコースをご紹介します。


ツェルマットの駅前からゴルナグラート登山鉄道の線路に沿って歩いていき、線路の高架下をくぐったところにある乗り場からスネガ行きの地下ケーブルカーに乗って約5分。


駅を出るとすぐそこはスネガ展望台です。

マッターホルンという山は、見る角度によって大きく姿を変えます。


たとえば、イタリアとの国境に近いグレイシャーパラダイスから眺めるマッターホルンはこんな形です。

初めての方は言われなければ気がづかないでしょう。

スイス_グレイシャーパラダイスからのマッターホルン


有名な逆さマッターホルンが楽しめるリッフェル湖から眺めるとこんな形。東壁を正面から眺める角度です。

スイス_リッフェル湖


そして、ここスネガ展望台から眺めるとこうなります。

左右の稜線がすらっと広がり独立峰ならではの姿が映えます。

スイス_スネガ


いかがでしょう?

同じ山とは思えないほどの変貌ぶりですよね。


氷河がかかる北壁と東壁の稜線を正面から眺めるここスネガ展望台がマッターホルンがいちばんハンサムに見えませんか?

ここにはカフェテリアがあるので、天気が良ければテラス席でこの絶景を眺めながら昼食が楽しめます。

温かいお料理は写真を見てオーダーできますし、そのほかの料理は自分でほしいものを棚からピックアップする形式なので、言葉が心配な方も安心です。


さて、このスネガからさらにゴンドラに乗ります。

このゴンドラも絶景です。スイス最高峰ドームやヴァイスホルンをはじめとした4000m峰がずらっと眺められます。


ゴンドラが到着するブラウヘルトからハイキング開始です。

コースはいくつかありますが、無理なく歩けるおすすめのものをご紹介します。


ゴンドラの駅をでると、放牧されているこの地方特有の白黒模様の羊が出迎えてくれるでしょう。

マッターホルンに背を向けるように歩き出します。

正面にはモンテローザとフィンデルン氷河、右手にはゴルナグラート展望台の天文台のドームが小さく見えます。


このコースは高山植物の宝庫です。

近年は減少してしまっている野生のエーデルワイスが見られるチャンスがあります。


ただし、もし見つけても近くまで踏み入るようなことはしないようにお願いします。

周囲にはエーデルワイス以外の高山植物がたくさん生息しています。それらを踏みつけたり、土を踏み固めてしまうと高山植物はもう生きていけません。


さて、コースの折り返し地点にあるのがシュテリ湖です。

ツェルマットの街の水源にもなっている綺麗な湧き水が溜まってできた湖です。


もし風がなければ湖の反対側にまわりこんでみましょう。

ハンサムな逆さマッターホルンが見られます。

スイス_シュテリ湖


ブラウヘルト~シュテリ湖間にはいくつかルートがあるので、帰りは行きと違うルートを歩きましょう。

正面にマッターホルンが見える夢のような絶景が続きます。


ブラウヘルトからシュテリ湖まで往復1時間半程、ツェルマット発着で考えるとだいたい3時間くらいあれば大丈夫です。


ゴルナグラート展望台とセットで歩かれることが多いリッフェル湖付近と比べると、ハイカーも少なく、高山植物も多いルートです。




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JTBグランドツアー&サービス編集部(ヘンシュウブ)

旅にでかけたくなる情報を日々発信してまいります。