4大名峰それぞれの魅力とは


スイスのツアーの名称でよく見られる「アルプス4大名峰」はピッツベルニナ、マッターホルン、ユングフラウ、モンブラン(山頂はフランス)の4座です。

アクセスとそれぞれどんな特徴があるのかまとめてみました。


ピッツベルニナ(4,049m)

最寄りの滞在地は冬季オリンピックが2度開催されたサンモリッツです。

サンモリッツとイタリアのティラーノを結ぶベルニナ鉄道で山麓のベルニナディアヴォレッツァ駅まで行き、目の前にあるロープウェーでディアヴォレッツァ展望台に上がります。


展望台には山岳ホテルがあり、ピッツベルニナ登頂を目指すアルピニストはここに前泊します。

足元を流れるのはペルス氷河。夏はガイド付きで氷河の上を歩くことができ、冬はスキーのコースになります。


展望台の正面には夏でも真っ白な峰々が連なっています。

左側から山頂が3つに分かれているピッツパリュ(3,905m)、ベラヴィスタ(3,922m)と続き、その次がピッツベルニナです。

午前中の観光なら、山頂を目指す人影が見えるかもしれません。

スイス_ディアボレッツァ

▲ピッツパリュ(3,905m)とベラヴィスタ(3,922m)


マッターホルン(4,478m)

最寄りの滞在地はツェルマットですが、イタリア側の町チェルビニアから上がれる展望台もあります。

スイスの展望台とイタリアの展望台の間には標高3,000mを超えるスキー場があり、スキーで国境を越えることができます。


マッターホルンは独立峰なので、さまざまな角度から眺めることで見え方が変わるのが特徴です。

ツェルマットから登山鉄道やロープウェー、ケーブルカーでいろいろな展望台に上がってみましょう。


ユングフラウ(4,158m)

最寄りの滞在地の代表格はグリンデルワルトです。

アルプスの少女ハイジのアニメ制作時にはグリンデルワルトの風景からインスピレーションを得たということから、アニメに描かれているような牧歌的な風景が広がります。

ユングフラウを望む展望台はいくつかありますが、間近に迫ることができるユングフラウヨッホはグリンデルワルトから登山鉄道で約1時間30分です。

ユングフラウともうひとつの名峰メンヒに挟まれた鞍部に建てられた展望台からはヨーロッパ最長のアレッチ氷河の上に出ることができます。

氷河を目の前に眺められる展望台は数多くありますが、氷河の上に立てるのは珍しいです。

スイス_メンヒ

▲メンヒとユングフラウヨッホ展望台の一部


モンブラン(4,810m)

最寄りの滞在地はシャモニーです。

空港はジュネーブが最寄りですが、鉄道の場合はレマン湖をぐるっと回りこむようにスイス側からのアプローチになります。


代表的な展望台はシャモニーから上がるエギューデュミディ。フランス語で「正午の針」という意味の針峰に作られた展望台です。

西ヨーロッパ最高峰のモンブランが晴天時は手を伸ばせば届きそうなほど間近に見え、天気が良ければマッターホルン(展望台のパネルにはモンセルバンとフランス語名で表記されています)まで遠望できます。


ツアーの場合はシャモニー1泊という場合はほとんどなのでいくつもの展望台をめぐる時間はないかもしれませんが、できればもうひとつ、モンタンベール展望台にも足を延ばしてみてください。

ここからはアルプス三大北壁のひとつ、グランジョラス(4,208m)が見られます。アイガー、マッターホルンと並びアルプスの山々でも最高難易度の登攀ルートとなっています。



いずれの展望台も麓から乗り物で簡単に上がることができるのがアルプスの魅力ですが、展望台は標高が高いためはしゃぎすぎると息苦しくなってしまうので気をつけましょう。

JTBグランドツアー&サービス編集部(ヘンシュウブ)

旅にでかけたくなる情報を日々発信してまいります。