2014年10月31日
10月も本日で終わりを迎え、東京も日々寒くなってきました。
つい先日まで暑かった日々も今では懐かしいです。
「早く寒くならないかなあ」と思っていたのに、既に暑さを懐かしくさえ感じます。
しかし、少し視点をかえてみると面白いもので、
折角ならばもっと寒い地域に行ってみたいなどと考えてみると、意外な視野が見てきたりします。
寒いところとしては欧州のオーロラ観賞がお勧めですが、南米のパタゴニアも大変お勧めです。
南半球にあるパタゴニアは、季節は日本の逆。普段は極寒の地域ですが、
12月から2月頃にかけて夏を迎えます。夏といいましても天候に恵まれたときの最高気温で
10度ほどですが。とはいえ、氷河や雪が残る大自然ですので、雄大な景色を楽しむことができます。
お申込みも、12月から2月にかけて多くいただいております。
一面に広がる氷河や雪山の世界は本当に素晴らしいです。
いつか一度はパタゴニアに!、という方がいらっしゃいましたら、
この時期、いかがでしょうか。大変お勧めです。
2014年10月20日
先日、イタリア旅行より戻りました。
ローマを起点に、ミラノに北上する旅行でした。
食べ物にも目がありませんが、見た目にそぐわず、美術関係にも興味がある私にとって、
特に感慨深かったのがフィレンツェのウフィッツィ美術館。
ルネサンスが開花した理由として、美術への理解が深かったメディチ家が後押しをして、
多くの芸術家に資金援助をしたことが背景にあります。
そのメディチ家が収集した歴代の美術コレクションを収蔵するこの美術館は、
間違いなく世界に誇る絵画の宝庫!この美術館が写真撮影ができるようになりました!
写真撮影ができるようになった理由は、他のヨーロッパ諸国に倣ってのことだそうです。
上記の写真は「ヴィーナスの誕生」。よく日本の雑誌等でも見るボッティチェッリの有名な作品です。
余談ですが、彼はぽっちゃりした体型だったので、イタリア語で「樽」を意味する「ボッティ」を
ペンネームに付けています。
キリスト教に支配されていた時代、キリスト教以外の題材を使った作品は異質であったのに、
更にこの作品は裸、しかも女性!ということで、当時、センセーショナルを起こしました。
ルネサンスは直訳すると「再生」といいますが、ギリシャの影響を強く受けています。
ギリシャ芸術はミロのヴィーナスで見られるように裸姿が多いので、この作品はギリシャ文明の
影響を受けたことが分かります。この作品そのものもギリシャ神話の話ですし。
先日記載したジョットを皮切りに、新しい風がどんどん入ってきたのです。
こんな場所で撮影ができるなんて、素晴らしいですね。
ご参加されたみなさまも撮影されていました。本当に良かったです。