2014年10月28日
この週末はハイキング倶楽部で瑞牆山に登ってきました。
土曜日に韮崎で集合し、ジャンボタクシーで瑞牆山荘へ。
足慣らしに小屋の裏の魔子の山に登り、16:00には小屋に戻って飲み会。
食後も飲み会。
夜まで続く果てしない飲み会。
まさにハイキング倶楽部という夜でした。
瑞牆山荘は標高が1520mということで、これまでのどの山小屋よりもご飯(お米)がおいしかったです。
翌朝は7:10に小屋を出発。
秋晴れ、かつ美しい紅葉の中、山頂をめざしました。
途中の富士見平小屋ではこんなものを発見。
天然きのこうどんは興味なし。
ドライフルーツは嫌いなのでもっと興味なし。
でも、鹿ドックは惹かれます!
個人的には、昔テレビで見ていたアニメ、「よろしくメカドック」に引っかけて「よろしく鹿ドック」と頭の中でささやき続けていたのですが、谷底まで一直線という勢いで滑りそうだったので決して口にはしませんでした。
看板の裏にはメニューの写真が。
これが鹿ドックです。
結局は食べなかったのですが、だいぶ興味ありです。
そして瑞牆山荘。
ハンバーグとチーズケーキが名物、とホームページに書かれています。
ハンバーグは夕食のおかずかと期待していたものの、肩すかし。
そこで、夕食の際に翌日のチーズケーキを予約。
売り切れてしまうことがあるという人気メニューです。
前夜、食事とビールでお腹いっぱいだったのでチーズケーキという気分にならず黒石は予約しなかったのものの、実はレアチーズケーキが大好き。
頼めば良かったかなぁと若干後悔しつつ、まいっかとも思いつつ、再びジャンボタクシーで韮崎へむかい小屋をあとにしたのでした。
なお、韮崎からは「はまかいじ」という特急の自由席に乗ったのですが、またまた余裕で席に座ることができました。
甲府で長く「あずさ」を待ったみなさま、ごめんなさい。
韮崎で生信玄餅が買えなかったのは残念でした。
2014年10月20日
この週末はなかなかの成果があり、充実した2日間となりました。
まずは土曜日。
「羊の会」と命名されたイスラム好きなお客様グループと東中野のアフガン料理店で再会。
羊料理を食しながら来年ゴールデンウィークの旅について意見交換をおこないました。
最終的にみなさまのご希望はオマーン(のみ)だそうです。
砂漠でテント泊をするとか、半日は買い物の時間といったご希望もあり・・・
早速企画に取りかかります。
土曜日の食事会の後、自宅に着いたのは日にちが変わってから。
しかし、がんばって5時前に起床。
車に飛び乗って関越道をひた走り、群馬と新潟の県境をめざしました。
目的は谷川岳。
来年のハイキング倶楽部で谷川温泉か水上温泉と組み合わせた1泊2日という山旅を企画しており、その下見を兼ねて。
個人的な目的は日本三大急登の西黒尾根を登ること。
当初ハイキング倶楽部ではロープウェイを使って天神尾根を往復と考えていました。
しかし、志波さんのOKが出ればですが、西黒尾根から登るルートに変更しようと思っています。
天気が良かったため天神尾根は大渋滞でストレスが多いこともあるのですが、それよりなにより西黒尾根は適度な岩場があり登り応えもある楽しいルートだから、というのがその理由です。
森林限界を越えると三大急登らしさが感じられるルートに変わり、鎖場や岩をよじ登って進むようになります。
しかし、年配の方々や女性でも登られていますので、ハイキング倶楽部を複数回経験されている方ならいけないことはないなと感じました(転落、滑落の危険性は十分ありますが)。
他にもさらに難易度の高いクライミングのルートもあり、谷川岳はいろんな目的で楽しめるいい山でした。
参加される方々には始発の新幹線で上毛高原まで来ていただき、そこからジャンボタクシーを手配して登山口まで移動すれば効率よく登山ができるはずです。
下りはロープウェイを使って温泉へ。
夜は打ち上げをしましょう。
ちなみに、今回は登りが山頂付近の渋滞もあって3時間30分とほぼコースタイム、下りはもっと渋滞したのでこれまたコースタイムに近い1時間50分です。
ハイキング倶楽部であれば、登り4時間30分~5時間、下り2時間でしょう。
では、今回の登山の様子を写真でご紹介。
2014年10月03日
立山から戻った後、志波さんより写真が送られてきました。
冒頭の山頂での1枚と平蔵の頭の壁によじ登っている4枚です。
自分の姿を収めた写真がなかったので、確かに登頂したという証拠として利用させていただくことにします。
剱岳はどの方にとっても特別なようで、これまで登ったどの山よりも、大きな喜びとともに山頂にたどりついている人々の姿が目立っていたように思います。
続いて平蔵の頭。
右下の白い部分を鎖づたいに登ってから横移動し、真ん中から上に続く白いところを登っていくというのが平蔵の頭です。
びくびくしながら鎖のない横移動をしていたときに遠くから志波さんに呼びとめられ、なんとか手を振ってみたというのが下の写真。
なお、立山はすっかり秋で、すでに冬の気配も感じさせるような冷え込みもありました。
それだけに澄んだ空気に山並みが映えて美しかったです。
最終日は出発前に室堂山展望台へ。
ターミナルから約1時間。
そこには、雲上の世界があったのです。
11:30の臨時バスで室堂ターミナルを出発し、美女平へ。
そこからケーブルカーで立山へ下り、電車で富山駅へ。
車内では地元のお酒でかるーい打ち上げ。
汗でむれてしまった靴や靴下もすっかり乾きました。
(車掌さん、ごめんなさい)
富山駅到着後、いい店が探せなかったために富山の名物ラーメンで締めくくったのですが、やっぱり海の幸が良かったですね。
2014年10月02日
本日は、タイトルの通り剱岳の厳しい鎖場だけをご紹介します。
3日間とも好天に恵まれましたので室堂周辺や剱沢の紅葉もすばらしかったのですが、それは後日。
まずは剱沢上部から撮影した剱岳の全容で登山路を確認してみましょう。
オレンジ色の線が登山路で、一部途切れているところは峰の裏側に入っているような場所とお考えください。
また、ざっくり線を引いていますので、必ずしもこれが正しいというわけではないこともご承知置きくださいませ。
剱岳の鎖場にはすべて番号が振られています。
同じ場所でも登りと下りで分けられているところもあり、全部で14ヶ所。
剣山荘を出て5分くらいでいきなり最初の鎖場が登場。
ただしこのあたりでは鎖を使わなくても登れます。
この日、幕営した剱沢キャンプ場を出発したのは5:10頃。
まずは剱沢を越えて剣山荘へ。
途中、見事な朝焼けに映える五竜岳、鹿島槍ヶ岳が見られました。
この間にある八峰キレットや、五竜から唐松岳の間にある不帰の剣も機会があったら挑戦したい場所です。
剣山荘で服装調整とスリングの装着をし6:00に出発。
剱沢小屋もそうですが、剣山荘もめちゃくちゃきれいな小屋。
本来であれば剣山荘をベースにするのが最適なのだと思います。
最初に「これはやばいなー」と思わず声を出してしまったのは5番目、前剱からの吊り尾根の鎖場。
5番目の鎖場は登り専用で、下りは別ルートです。
ここを越えたところでカニのタテバイが目視できました。
結構な数の方々が登られています。
次の難所はこれ。
7番目、平蔵の頭。
そして、あの「カニのタテバイ」へ。
以前見たテレビでは、タテバイが終わるとあとは大変じゃないですよ、とガイドさんが紹介していたため油断していたものの、この先、山頂へ続くガレ場がこれまたきつかったのでした。
山頂からのパノラマも素晴らしかったのですが、それも後日。
次は下山路です。
下山路で最大の難所はカニのヨコバイ。
タテバイの裏側にあり、下山専用の登山路です。
先ほど、平蔵の頭の登りルートを紹介しました。
今度は下りです。
下の写真をよーく見ると、取り付き部分に1名、中間地点に1名、上部に1名の登山者がいるのが分かります。
後半も「いじめかー!」と思うような鎖場登場。
といった感じです。
前述の通り鎖場は14ヶ所ですから、紹介したのはそのうちの一部。
また、1・2番あたりは登りでも下りでも使いますので、通過する鎖場は14を越えるのです。
これだけ岩場が続くと、なんとなく手がかりや足がかりが見つけられるようになってきたような気がしますが、恐らく気のせいで、調子に乗ると落っこちてしまうものと思われますから気をつけます。
とくかくほぼすべての場所で気が抜けないというか、石につまづいたりして転んでしまうとそのまま大滑落というような場所がずーっと続きました。
剣山荘の姿が見えてようやくひと安心。
最後に剱沢を渡ってキャンプ場へ戻り、テントを撤収してからとぼとぼと重い足取りで別山乗越へ上り、そこから一気に雷鳥沢まで下りました。
朝5:10にテントを出て、宿泊先の雷鳥沢ヒュッテに到着したのは16:00過ぎ。
長い1日であるとともに、念願が叶った1日でもあったのでした。
2014年10月01日
5日間の連続休暇から戻りました。
本日より職場復帰です。
9月26日~28日までの最初の3日は立山、29日は立山の後片付け、30日は丹沢(歩行距離20㎞の山行)で過ごしました。
立山を訪れた最大の理由は念願だった剱岳登山。
無事登頂を果たし、たまたま同じ日にお客様と登られていた志波さんと山頂で一緒になりました。
添乗で貯めたマイルを使い、羽田から富山の往復は全日空の航空便を手配したのですが、この路線、思っていた通りのパノラマ路線でした。
恐らく羽田と結ばれている路線で日本アルプス上空を飛ぶのは富山と小松だけではないでしょうか。
この路線はお勧めです。
出発直後はこんな感じでした。
目線を西に移すと・・・
ここからは秩父や奥多摩周辺の上空を飛び、いよいよ南アルプスエリアへ。
次は中央アルプスエリア
次は噴火前日の御嶽山(一番奥)。
この先から山容ががらっと変わっていきます。
座席は進行方向左の窓側がマストです。
なお、北アルプスでは進行方向右の窓側から立山、後立山連峰が見えるはずです。
これが往路。
続いて復路。
御嶽山の噴火の影響で日本海上空から群馬あたりにかけて迂回しながら羽田にむかったと思われます。
そのおかげもあってか往路では見られなかった立山連峰(だと思うのですが)も見られました。
座席は右の窓側です。
17:05発のフライトでしたので空の色が徐々に変化していきます。
ちょうど志波さんと自分が剱岳に登頂した日、御嶽山が噴火しました。
自分の登頂は8:30、志波さんは30分ほど遅れて到着で、いずれも噴火前。
剱沢キャンプ場へ戻ったのが昼過ぎでしたので、噴火はその頃です。
この日の夕方、宿泊した雷鳥沢ヒュッテのテレビで初めて知りました。
真ん中上あたりにうっすらと富士山の姿が確認できるのですが、分かりますでしょうか?
もう登りたくはありませんが、この山はやはり特別な存在感がありますね。
東京に近づいてからも日本アルプスの姿が確認できます。
さすが日本の屋根。
天気に恵まれたことも大きかったのですが、予想以上の収穫。
家族も喜んでいたのでなによりです。
1つ、残念だったのは富山の海の幸をまったく満喫できなかったことでしょうか。
日本酒もおいしいですし、また訪れてみたいと思いました。
剱岳は改めてレポートしますが、一番の感想は「きつい」です。
カニのタテバイ、ヨコバイといった難所が有名ですが、それ以外にも連続する鎖場の上り下りや強烈な急登のきつさの方が印象に残りました。
正直、息も上がって苦しくなってくると高度感はまったく(ちょっと言い過ぎ?)気にならず、とにかく必死で前に進むことしか考えられなくなってきます。
往復ともに3時間の行程でしたが、時間以上に登り応えのある山でした。