2015年06月17日
約1ヶ月半に渡ってお送りしてきたオマーンレポートもそろそろ終焉(ネタ切れ)をむかえようとしています。
新しいパンフレットの発表に合わせ、社内で「行ってみたい新コース ベスト3」のアンケートの投票がおこなわれたのですが、オマーンのツアーは見事に2票(だけ)を獲得。
1票は佐藤明日子、もう1票は黒石自身。
ということで、純然たる得票は1票。
うちの社員なんかよりきっとお客様の方が評価してくれるはず!と期待しております。
当然ながら自信作ですのでぜひご参加ください。
なぜ自信作かというと・・・
ゴールデンウィークに訪れた際に「ここはこうした方がいいかな」と感じた点をすべて反映させているからです(ご参加いただいたみなさま、ごめんなさい)。
滞在地ごとの宿泊数、利用ホテルや部屋のカテゴリー、観光内容など、細々した部分に至るまで手をつけました。
移動途中や観光地で案内すべきことまでとにかく細かく詳しくレポートも作成していますので、誰が添乗をしたとしても一定以上のクオリティを提供できるはずです。
ぜひ多くの方々に訪れていただきたい、と思っています。
さて、ここからが本題。
ちょっと前にサラーラのスルタン・カブース・モスクをご紹介しましたが、肝心なマスカットのスルタン・カブース・グランド・モスクがまだでした。
ここは、現国王の名前を冠するだけあって国王の好みがそのまま反映された造りになっています。
ペルシャ文化がお好みだというので、タイルなど内装はペルシャ風。
敷き詰められているペルシャ絨毯も巨大で、アブダビのシェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン・モスク(長い、長すぎる・・・)が完成するまで世界最大だったそうです。
また、巨大シャンデリアもアブダビの次に巨大。
つまり、残念ながら世界一はことごとくアブダビにかっさらわれたものの、何でも世界2位的なものがそろっているモスクなのです。
ただ、世界2位というのはパパラッチ師匠談ですので、本当かどうかはよく分かりません。
「俺様の国オマーンではみんな魚をいっぱい食べるんだぜ。日本人にはかなわないけど、世界で2番目さ」と師匠がいっていたからです。
水産庁のデータを調べても、そんな順位ではないようですので・・・
師匠の話はさておき、このモスクは決して古いものではないのですが、見応えはあります。
見学の最後には休憩がてらインフォメーションセンターに立ち寄ると、水とナツメヤシ、オマーニコーヒー(オマーンスタイルのコーヒー)でおもてなしをしてくれます。
建物の外にある側廊は左右6区分、全部で12区分になっていて、それぞれ異なる装飾が施されています。
そんなこんなをすべて見学していくとたっぷり2時間は見学に時間がかかります。
ゴールデンウィークは暑かったので結構こたえましたが、秋から冬にかけてのシーズンであればもっともっと快適に見学ができるはずです。
とにかく、いいところだけを選んでゆっくり見学する、という日程にしていますので、きっとお楽しみいただけることでしょう。
2015年06月15日
先週の金曜日をもって2015年シーズンの秋・冬パンフレットの作業から卒業しました。
黒石は南米のパタゴニア6コース、中近東(オマーン、イラン)4コースを担当。
イランは、入門編的なシラーズ(ペルセポリス)、イスファハン、テヘランをめぐる9日間の他、「もう1回いってもいいかな・・・」という方むけに、アフワズ(チョガ・ザンビル)と聖地マシュハド(マシャド)を訪れる7日間コースを発表します。
で、タイトルに戻りますが、昨日の午後、NHKのBSプレミアム(BSの3?103?)で俳優の井浦新さんがアジアハイウェイを旅する、その名も「井浦新 アジアハイウェイを行く」の第2集「知られざるイスラム大国 ~イラン~」が再放送されており、途中からではあるのですが興味があって観たのです。
第1集がコーカサス地方だったようですので、恐らくカスピ海沿いに陸路でイランの北西部から入って旅をしているんだと思います。
ですから、番組の前半はカスピ海沿岸。
2年前にタブリーズ、アフワズ、マシュハドをめぐる10日間の旅に同行した際、北西部のタブリーズからマークーという町まで足をのばし、アルメニア教会を2つ見学しました。
アルメニア正教の教会はイスファハンにもあり、そこに暮らすキリスト教徒への取材の部分から黒石は番組を観ました。
その後、旅は北東部の聖地マシュハドへ。
2年前に訪問した際、シーア派第8代イマームのイマーム・レザー廟の中心に様々な宗教施設が集まっているハラムで感じた強烈なエネルギーに魅せられ、2年続けて昨年も訪問。
ますますその魅力にとりつかれています。
日本ではなかなか紹介されることはないだろうと思っていたのですが、思いがけず昨日、家でだらだらしていた時にテレビで取り上げられているのを観てびっくり。
自分も訪れたあの場所に日本の俳優さんが立ち、さらにテレビを通して広く視聴者に紹介されていたのです。
ムスリム以外、イマーム・レザー廟がある建物へ入ることができません。
ですからテレビでも、内部は紹介されていませんでした。
でも、そこに集まってくる人々のエネルギーには井浦さんも圧倒されたといっていました。
また、イランではとくかく人間の写真をたくさん撮り、風景が圧倒的に少ないともいっていました。
この国では人に魅せられる、ということだとも。
黒石もイランで感じるのは、人の魅力です。
女性はとにかく美人揃いという男性特有の感想はさておき、外国人に対して彼らが抱く好奇心と、すぐに歩み寄ってくる人なつっこさはものすごく印象に残ります。
何回か再放送をするようですので、興味のある方はぜひご覧ください。
第3集は中央アジアだそうです。
2015年06月09日
さて、パンフレットの制作も大詰めとなってきて、まもなく発表というタイミングになってきました。
約1ヶ月に渡ってオマーンをレポートしてきましたので、そろそろ「うわぁ~、師匠に会いにオマーンへいきたいなぁ・・・」と暗示にかかっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな流れの中で恐縮なのですが、本日師匠は登場せず。
オマーンの代名詞、乳香をご紹介させていただきます。
乳香というと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
乳(ちち)の香りですから、さぞかし甘くてミルキーな香りや見た目をイメージします?
じゃん、これが乳香です。
粒が大きくやや緑がかった乳白色のものが最も高価。
同じような粒の大きさでも黒っぽくなると値段が落ちます。
さらに粒が小さくなるともっと落ちます。
黒石は、師匠のお弟子さん(お客様)たちにつられてついつい高品質の乳香を100グラムほど購入してしまいました。
高いといっても100グラム1,000円ちょっとなんですけど、実は。
近代になりいろんな香りを人工的に作り出せるようになり、乳香はアラビアに繁栄をもたらしたころのようなの価値をもたなくなってしまいました。
なお、オマーンではよくカラフルな香炉の中で焚かれています。
こんな感じに。
この香炉が確か1,500円くらいだったと思います。
黒石も香炉を購入したのですが、小さな土器風の最も安いものを選びました。
たまに高貴な気分に浸りたい時は自宅でも焚くものの、「ごほっ、ごほっ、けむい!」と子供には不評です。
前述の香りに話を戻すと、決して甘ったるくミルキーな香りではなく、ヤニっぽくエキゾチックな香りがします。
若干鼻につく香りではありますが、決して嫌な香りではありません。
そして、これが世界遺産ワディ・ダウカの乳香の森です。
いや、森はちょっと言い過ぎでした。
乳香の地、ですね。
2015年06月03日
すっかり定番となった師匠ネタです。
この写真はマスカット空港のゲートエリアのお店で撮ったもので、真ん中の「OMAN The Big Picture」という写真集がパパラッチ師匠のものです。
「俺様は魚が大好きで、毎日食べるんだ。だから、漁師の写真が多いのさ」といっていました。
確かに、漁師さんたちの写真も多かったです。
ラクダと羊の肉を買いに行く前に「いくらくらいなの?」と聞いたら、「俺様は肉を食べないからよくわからない。魚なら毎日食べるからわかるぜ」という話をしましたので、師匠の魚好きは本物です。
ただ、魚の骨は嫌らしく、一番最初の食事で出されたマグロ入りのココナッツカレーは師匠のものだけ骨だらけで、店の人に「おい、俺様のマグロは骨ばっかりだぜ。どういうことなんだ」とクレームをつけていました。
なお、この写真集、ニズワの旧市街にある本屋さんにも売っていました。
ちなみに、師匠のお弟子さんであるお客様も、黒石も、誰一人として購入はしていなのです。