2016年08月19日
おはようございます。
まだまだスイス気分に浸っているためなかなか本来の仕事に集中できない黒石です。
予告通り本日は「食べる」シリーズでいってみます。
まずはスイス料理から。
こちらはメンヒスヨッホヒュッテの名物「ケーゼシュニッテ」。
白ワインに浸したパンにたっぷりのチーズをのせて火にかけます。
この山小屋ではガスではなく薪で起こした火を使っているとのこと。
実はここで目にするのは2回目なのですが未だ口にしたことはありません。
相当おいしいそうです。
ただし白ワインたっぷりなのでアルコールがだめな方は無理かもしれません。
標高も3650mある山小屋ですので。
次からはおしゃれメニューです。
まずは世界遺産になっているラヴォー地区にあるサンサフォランのオーベルジュのご紹介。
右のピンクの建物がオーベルジュ・デ・ロンド(ロンダ?ロンデ?)。
読み方は正しいかどうかよくわかりません。
日中はお酒を飲まない主義なのですがサンサフォランもブドウとワインの産地ですので「なんだい、ここにきてワインを飲まないのかい?」というような雰囲気をテーブル担当のお兄さんが醸し出していたのでグラスで1杯だけいただきました。
さわやかな白ワイン、だったような気がします。
旅行中毎日違う白ワインを飲んでいたのでどれがどうだったのかあまり記憶がなく・・・
ここからは料理。
前菜もメインもシンプルな味付けでくどくなくかなりおいしかったです。
また、メインの付け合わせであるフレンチフライは冷凍ではなくここでカットしたジャガイモを揚げていて、これもかなりおいしい。
ムニエルのソースにからめて食べるとこれまた最高。
このエリアはフランス文化圏ですので料理もフレンチっぽいです。
さて、食事のあとは湖畔をジュネーブ側に走ったところにあるオウボンヌという村にあるワイナリーへ。
白2種、ロゼ、赤、スパーリングを各1種、全5種類の試飲をさせていただきました。
すべてどうぞ。
どうでしょうか。
スイスワインというと白のイメージなのですが、ここではロゼも赤もスパークリングワインも造っています。
どうしても生産量が少ないため輸出にはほとんどまわらないスイスのワイン。
このワイナリーから日本に直送してもらうことも可能です。(お客様は12本注文されておりました。黒石は白とロゼを購入)
この日はなんと夕食までおしゃれ。
食い道楽、飲み道楽な1日なのでした。
夕食はこちら。
こんな感じです。
デザートはもともと予定されていたメニューから変更になっていたのですが写真を撮っていなかったのでなんだったか忘れてしまいました。
で、旅行中にもアップしましたが暮れなずむ食後の風景がこのおしゃれな感じです。
朝食はホテル内のレストランですがこちらもおしゃれ。
おしゃれデーの翌日の午前はエーグルという町でエーグル城を訪ねました。
現在はワイン博物館になっています。
なかなか雰囲気があるので軽くご紹介しておきます。
お城を取り囲むブドウ畑、背後の山。
いい雰囲気です。
このあとはツェルマットへの移動だったのですが、ドイツ文化圏にいくと食事がこてこてのスイス料理になってしまうので昼食はエーグルの町で済ませることに。
黒石は「本日のメニュー」を選び、マスのムニエルを食しました。
最後は番外編。
ヘルンリヒュッテの食事。
これは「山のスパゲティ」とかなんとかいう名前がつけられた小屋のスペシャルメニューで、バジルソースがかかっていました。
若干ボリュームに欠けますが味は良かったです。
いかがでしょうか。
今回の日程はグリンデルワルト(山)3泊、ツェルマット(山)3泊の間にレマン湖畔のラヴォー地区を挟みました。
ラヴォー地区は小さな村の集まりで、どこも雰囲気があり散策も楽しい場所。
時間があれば船で遊覧し世界遺産のシヨン城を陸からではなく船から見ることもできます。
この日程というか行程の組み方は本当におすすめ。
企画を担当しているセクションに来年商品として発表することをすすめてみますので、形になった暁にはぜひお試しください。
2016年08月18日
なんなんでしょうか、この蒸し暑さ。
涼しくさわやかだったスイスとの違いに体が適応するか不安です。
さて、今回は以前もご一緒させていただいたことがあるスイス好きご一家のファミリー旅行への同行でした。
通常のツアーでは好みも体力もばらばらのお客様が参加されますのでなかなか変わったことはできないのですが、今回は別。
ご家族の希望に乗っかる形でいろんなことを体験し、さらにジャガイモ+チーズまたは各種フォンデュのオンパレードではないおしゃれな食事も楽しむことができました。
本日はその中でも「山」に関することをご紹介します。
これはメンヒの取り付き部分。
メンヒスヨッホヒュッテ(メンヒ肩の小屋)の少し手前です。
特に固定ロープや鎖がないため最初から軽い岩登りになるのですが、メンヒは朝一の電車で麓から入って日帰りで登頂できるとのこと。
ここならめざせそうな気がしました。
このあとはアイガーグレッチャー駅で列車を降り、アイガー北壁直下のアイガートレイルに少しだけ入って北壁の一部にもへばりついてみました。
次はマッターホルン。
まずは2年前、ハイキング倶楽部でオートルートのハイキングツアーを実施した際の写真からどうぞ。
取り付きから少し登ったところで固定ロープは左にむかっているのですがこの時は靴が滑って怖かったのでここまででした。
これが今年はこうなりました。
左に移動できました。
過去の自分を超えた瞬間です。
次の機会があればもう1段高いところまでいってみたいと思います。
ちょうど我々が取り付きにたどり着いたころに下山してくるパーティーがありました。
設置されている固定ロープは使わず懸垂下降のロープシステムで続々と下山してきました。
同じ装備を黒石も持っているのですが特に懸垂下降をする必要がないというか、そこまで攻めた登山はしないので試したことはありません。
でもなんとなく装備の使い方、下降のしかたはイメージできました。
2年前は工事中だったヘルンリヒュッテもすっかり改装済み。
外にあった小汚いトイレはなくなり、きれいな建物内のきれいなトイレが使えるようになっていました。
昼時に到着してしまったので外のテラスに席はなく増築された部分にある食堂で食事をしたのですが、天気が良ければテラス席からの眺望は最高です。
最後はすでにレポート済みのブライトホルン。
テッシュからツェルマットへ向かう列車の中からも、ツェルマットの駅からもブライトホルンは見えています。
4000mを超える標高ではありますが山容は穏やかで誰にでも登れる山です。
写真はマッターホルン・グレイシャー・パラダイスへ向かう途中の乗換駅、トロッケナー・シュテッグから撮影したものです。
左側の雪をかぶって丸みを帯びた山がブライトホルン。
山腹に先行の登山者が歩いたトレースが見えています。
隠れたクレバスを避けて雪原を回り込みながら歩き、斜面をトラバースして頂上稜線にむかい、少しだけ稜線上を歩いて山頂に到達。
斜面は案外急なのでアイゼンは必須で、バランスを崩して滑り落ちないようにトレッキングポールも2本あった方がいいと思いました。
そしてこれが山頂です。
写真では伝わりにくいかもしれないですが真ん中やや下は両側が切れ落ちたナイフリッジになっていて、だいぶ怖い感じでした。
黒石はこちらの稜線とは逆、スタンダードルートからの登頂となりました。
ということで、「登る」シリーズはこれでおしまい。
次は「食べる」シリーズです。
2016年08月16日
2016年08月15日
2016年08月15日