期待を超える「感動」がある。

ツアー責任者ブログ

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黒石智之ブログ

世界を舞台に活躍する、JTBグランドツアー ツアー責任者(添乗員)のブログです。
ご旅行に参加される皆様へのメッセージ、おすすめの海外旅行情報などをお届けします。

世に送り出した作品たち

2018年05月30日

先日、当社のツアー参加後のお客様アンケートに目を通していた際、「今後、どのようなツアーがあったら参加したいと思われますか」という質問に対し、「ローマ帝国の属国だったチュニジアと本国ローマを組み合わせた旅」というようなコメントがありました。

実は以前、そのテーマでツアーを企画したことがあります。

それがこちら。

THEローマ帝国 地中海の覇者への道(くさいですね~)
チュニスから定期運行のフェリー(キャビンに宿泊)でチヴィタベッキアへ渡り、ローマやポンペイをめぐるというテーマ。

たまたまなにかをウェブサイトで調べているときに、この区間のフェリーが就航していることを知り、企画してみました。

毎回熱烈に支持してくださる方がお申し込みをしてくれていたのですが、催行はできませんでした。

以前、私が商品企画に携わっていたとき、「これはおもしろいはず!」という思いで世に送り出したツアーがいくつもあります。

前述のローマ帝国のコースで過去のことを思い出しましたので、少し紹介してみようと思います。

売れたものもあれば、売れなかったものもあります。

南米大陸7000km大縦断 滝と氷河と最果ての地へ
これは、南米大陸を縦貫する「アンデス山脈」への思いをテーマにして企画したツアーです。

世界地図で南米のページを開いて長さを図り、縮尺をもとに距離を算出しました。

北のベネズエラはギアナ高地(暑い)からスタートし、イグアスの滝、パタゴニアとめぐり、南端のウシュアイアまで足を延ばすという壮大なスケール。

正確な本数は覚えていませんが、これは何本か催行しました。

北アフリカ4000km大縦断
南米大陸7000kmのコースが催行したので、同じようなテーマでもうひとつ、と思って発表したのがこれ。

リビア→(陸路)→チュニジア→(陸路)→アルジェリア→(空路)→モロッコ→(空路)→エジプト

とめぐる日程。

リビア、今はいけません。

これはローマ帝国のコースと同じように毎回お申し込みをしてくださる方がいらしたのですが、残念ながら催行できず。

知られざる大河アマゾン 河口ベレンから深部マミラウアへ
これは、NHKだったと思うのですが、テレビでアメリカかどこかの会社が実施している「南米をぐるっと1周、バスでめぐるすごい長い旅」の番組を放送していたことがきっかけで商品化。

番組では、参加者はアマゾン川をポンポン船で進み、夜はデッキにハンモックを吊るして寝ていたので、どうしてもそれを取り入れてみたくて。

大きく発想して、現実的でない部分を少しずつ削っていってこの形になりました。

マナウスで終わりではつまらないので、少し先のマミラウア自然保護区も追加。

これは1本だけ催行しています。

セラードの光るアリ塚とボニートの水中散歩
これも同じようにテレビを見て商品化。

同じくNHKで、福山雅治さんが写真を撮ることをテーマにしていた番組だったような。

ブラジルのセラード保護地域群にあるエマス国立公園では、日没後に光るアリ塚を見られるというので、それを見ることが目的。

たしか、時期がかなり限られているので、設定は9月末の1本だけなんだと思います。

組み合わせで南パンタナールのボニートを追加しています。

これはまったく売れなかったと思います。

原始の魔境ギアナ高地とヘミングウェイの島 キーウェスト
アメリカで学生生活を送っていたときに2回、キーウェストを訪れたことがあり、ものすごく気に入ったので商品にしてみました。

なぜ、よりによってギアナ高地との組み合わせだったのか。

まったく記憶はありません。

ちなみに右下のサザンモストポイントのライダーたちの写真、学生時代に撮影した紙焼きの写真をスキャンして使っています。

今から・・・25年くらい前でしょうか。

サハラ砂漠を4WD車でめぐるチュニジアの旅
チュニジアでサハラ砂漠まで足を延ばす際、訪問地はクサールギレンというテント式ホテルがある場所が一般的です。

しかし、もっと奥にはもっと高い砂丘が連なるティンベインという場所があり、もっとワイルドにサハラ砂漠を体験できます。

普通の観光地とティンベインを組み合わせたコースをこれより前に発表していて、それは2本催行しました。

で、「もっとおもしろいものを!」と思ってあれこれ調べたところ、自分でバギーを運転して砂漠を旅できることがわかりました。

それを「ご希望の方は」という条件付きで組み込んだのがこのコース。

一応、正規の行程は4WDで移動、希望の方は同じルートを自分で運転するバギーでどうぞ、という仕立てです。

これ、ものすごく気に入っていたのですが、そういう独りよがり的なものって得てして売れないものです。

実績ゼロ。

残念すぎる!

チュニジア、青と白の世界が奏でる癒しの旅
こちらは一転、おしゃれなチュニジアの旅。

フランスのブルターニュ地方が有名なタラソテラピー。

チュニジアでもできるのです。

で、チュニスではなく近郊のガマルタのリゾートホテルと、タラソテラピーの聖地ハマメットに宿泊し、これまた「ご希望の方は」ご自身でどうぞ、という内容。

実績ゼロ。

おしゃれでいいと思うんですけどね~。

アドベンチャーバスとテントキャンプで味わうナミビア
最後は青沼の作品。

ナミブ砂漠をキャンピングカーで旅することをイメージ。

アドベンチャーバスというものがあって、なんというか、泊まれないキャンピングカーとでもいいましょうか。

泊まれないので、夜はテントを引っ張り出してきて砂漠に設置。

これはワイルドですよね。

このコース、好きです。

復活しないかな。

なお、実績はゼロです。

とまあ、こんな感じでしょうか。

ほかにもいっぱいあるのですが、ぱっと思いつくものだけご紹介しました。

こんなもの以外に、当社でもイエメンやアルジェリアのコースが催行決定になったことがあります。

どちらも決定後の政変で実施を取りやめましたが。

また、イギリスのコッツウォルズあたりをナローボートでめぐる旅を企画しようとしたこともあります。

それは、調査を依頼していた会社からの回答が滞って、そのうち企画案そのものも立ち消えになってしまったと記憶しています。

おもしろいと思っていただける商品を世に送り出したいものです。

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Posted by 黒石 智之 ( 2018年05月30日 09:22 ) |  メッセージを送る(0)

クウェート(今度こそ)

2018年05月27日

さて、今日こそ本題にたどり着きたいと思います。

クウェート。

多くの日本の方のイメージ(すでに若い方にはそれすれないかも)では、1990年代初頭の湾岸戦争におけるイラク軍のクウェート侵攻や、2000年代初頭のイラク戦争時の自衛隊の派遣くらいなものなのではないでしょうか。

面積は日本の四国ほど、経済は石油中心のモノカルチャー、国民の94%は国家公務員か国営企業で勤務といいますから、石油関係の仕事をしていない限り、この国と関わることは少ないですよね。

ちなみに首都のクウェートシティはこんな感じです。

グランドモスク
ランドマークのクウェートタワー
クウェートタワーからの景色(見えない!)
ひとつ上の写真、せっかくの展望台なんですが、内陸から飛んできた砂でガラスが汚れてしまっていて、こんな感じにしか写りません。

お酒だけでなく、生活全般にいたる細部まで非常に規律に厳しく、短時間であっても路上で停車しているとすぐ警察が取り締まりに来るらしく、ガイドさんも気を使っていました。

それは石油関連の施設も同様で、油井(ゆせい)や坑井(こうせい)と呼ばれる石油の掘削坑を気軽に見ることはできないようです。

ちなみにこの次に訪れたバーレーンはゆるゆるでした。

で、クウェートのことで本当に紹介したかったのはその石油に関すること。

クウェート最大のブルガン油田の石油生産に関わっている人たちのために作られた町が南部にあり、そこに、とある施設ができていました。

ここでは、地質年代、油田の発見と油井の採掘と利用する重機、石油のサンプルによる粘度と品質の違いの紹介、湾岸戦争でイラク軍撤退時に破壊していった油井からあふれ出した石油の後処理のために奮闘した人々のドキュメンタリー映像などを見ることができました。

さすがお金があるだけあって(原油価格の値下がりで国家財政が厳しく歳出も慎重になりつつあるようです)、最先端な、非常に凝った展示施設でした。

ガイドさんも知らなかった場所で、当然ガイドブックにも紹介はされていません。

入場無料。

1時間強のガイドツアー(英語)で館内を案内してもらえます。

私たちが訪れた際、他の訪問者はゼロ。

場所が場所だけに、ということもあるのですが、毎年毎年どこにいっても訪問客ゼロという場所ばかりをめぐっています。

その施設の入り口部分はこんな感じです。

半円になった巨大なスクリーンです
デスクのお姉さまが館内を案内してくれます
お姉さま方の頭頂部とスクリーンの間のネオン、わかりますでしょうか?

ここは展示室へ続くエスカレーターで、1つ下の階から展示室がスタートしています。

正直なところ、ここまでがっつりと石油に関する案内をするというのは想定していなかったので、予備知識ゼロでいってしまいました。

今回の旅の案内で最も苦戦。

しかし、「ここ、上着を持ってきたら半日遊べますね♪」とご満足いただけた様子。

本当にいつも、お客様に甘えすぎていると、ただただ反省。

お、そういえば、なぜ「上着を持ってきたら」かというと、冷房が効き過ぎて寒いからです。

アラビア半島の旅ではどこでも共通で、なんなら日本発着の国際線の機内から寒いので、現地が暑いからといって油断せず、上着は必携。

さて、クウェートでは他の場所も訪れてはいますが、ご紹介はこれでおしまい。

次からはバーレーンです。

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Posted by 黒石 智之 ( 2018年05月27日 09:00 ) |  メッセージを送る(0)

クウェート(続き)

2018年05月23日

どうでもいい話ですが、インターネットの検索エンジンで「クウェート 旅行」や「クウェート ツアー」と入れても、旅行会社はほとんど表示されませんね。

確かに現地でもガイドさん(インド人、優秀)が「だいたいみんな湾岸周遊のついでに1日くらい寄って終わり」といっていましたので、必然的にそうなるのかもしれません。

産油国で経済の90%以上を石油に依存していますので、当然資源貧国の日本とは貿易でのつながりが強く、日本人がオーナーの日本食レストランもあったりします。

が、しかし。

「クウェートでなにするの?」。

という方がほとんどなのではないでしょうか。

私もそうでした。

今回一番評判が良かったのは・・・う~ん・・・これでしょうか。

ガイドさんがアラカルトでオーダーしてくれました
どの国にいっても昼食は「ミックスグリル」または「ミックスケバブ」がよく出てきます。

たくさんあるアラブの前菜も同じものが多く、今回は2回、温かい前菜で鶏のレバーが出てきました。

その中でもこの店は間違いなくベスト。

地元でも評判のアラブ料理というか、店のサイトには「ARABIC RESTAURANTS & LEBANESE RESTAURANTS」と書かれていますので、レバノン料理ということになるのかもしれません。

ちなみに今夏、今回のお客様とレバノン&パレスチナの旅(非売品です、すみません)でご一緒し、1999年以来、実に19年振りの再訪となりますので、すでに忘れてしまっているレバノン料理をを思い出し、そして堪能すべく、「ツアー責任者お勧めスタイル」であちこちの店に突撃し、食べ放題&レバノンビールとレバノンワイン飲み放題をやってみようと思っています。

話を元に戻すと、この店、もともと2年前にお客様が個人で旅行をされた際(手配は当社)に訪れており、今回と同じガイドさんが「うまいだろ。ここの料理はおいしいんだよ」といっていたそうで、当初手配されていた別の店をキャンセルして、こちらに変更しました。

そしてこれが大正解。

お客様に感謝。

イメージとして、他の国、店で出てきたケバブは冷凍肉を使っているか、加熱しすぎか、あらかじめ調理してあったものを提供前に再加熱をしているかのどれかのような気がします。

そのくらい、ジューシーさがこの店の料理とはまったく違うのです。

この店の場合、間違いなくレバーは新鮮なものを生の状態から調理していると思います。
(行きつけの駅前のイオンにテナントとして入っている肉屋で時折鶏レバーを購入して家で焼き鳥をやるのですが、それと同じ食感なので鮮度と火加減が近いと思われるため)

肉も同じ。

骨付きのラム肉、ミンチケバブ、チキンのケバブ、ビーフのケバブに、付け合せでフレンチフライ。

ほんとにおいしかったです。

皿の横に置いてあるのはガーリックソースで、これをつけるか、あるいは、日本的な味がよければわさびや柚子こしょうも合うはずです。

お客様で1名、「私、羊は苦手で食べられない」といっていた方がいたのですが、旅行中ずーっと気づかずミックスケバブを召し上がっていました。

当然この店でもです。

そのあたりはご愛嬌ということで。

おっと。

ほんとは別のことを紹介したかったのに、またまた違う話で長くなってしまいました。

ということで、本題は先延ばしとなります。

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Posted by 黒石 智之 ( 2018年05月23日 08:32 ) |  メッセージを送る(0)

クウェート

2018年05月20日

実は、隠していることがあります。

まだ報告書も未完成なので社内に回覧されておらず、その事実を知る社員もごくわずかという極秘ネタ。

旅行の6日目、5月2日に、エティハド航空でアラブ首長国連邦のアブダビからクウェートのクウェートシティへ向かう予定でした。

朝の観光とオーダーしていたアバヤの受け取りを済ませ、空港へ。

みなさまにチェックインをしていただき、最後が黒石という順番。

カウンターでパスポートを渡し、スーツケースを重量計に載せたところまでは良かったのですが・・・

カウンターの係員があれこれマネジャーらしき人と相談を始め、手続きは進まず・・・

しばらくすると、荷物は降ろされ、係員に誘導され別の場所へ連行。

残念ながら、黒石だけオーバーブッキングではねられてしまったのでした。

そのあとのもろもろのドラマは省きますが、前述のアバヤ、2名の女性のお客様が3着ずつオーダーしていたものが1名様分しか用意できておらず、残った1名様分のピックアップという宿題が残ってしまっていました。

また、男性のカンドゥーラもラマダン前でオーダーがいっぱいなので仕立てに時間がかかり、最後の乗り継ぎのときに空港に持ってきてもらってピックアップというミラクルプランを立てていたのですが、これがすべて「運よく」この日のうちのお客様の手に渡った、ということだけ述べておきます。

あと、ご参加のみなさまとのグループLINEが非常に役立ったことも付け加えておきます。

いや、もういっちょ。

これも。

シーザーサラダと・・・
ピザとドリンクのランチセット
アバヤとカンドゥーラの仕上がりまでの待ち時間に食べた昼食。

これで1,000円くらい。

ホテルでビールを飲むと1杯1,200円から。

どないやねん。

どっちが本当の物価なんだ。

ということで、みなさまより6時間遅れでクウェートへ。

到着は夜になってしまいました。

すぐ隣はイラク。

大変興味深い初上陸。

滑走路へアプローチ中!
じゃ~ん
席が見事に翼の上でこの程度しか撮影できず、やや残念。

入国が若干ややこしいので、お客様用に手配していたミーティングサービスを自分用に追加手配。

機材を降りたところで合流・・・のはずが誰もいない!

今日の不運はここでも続くけど、話のネタにはなるからまいっかと思って空港内を歩き、「COUNTER FOR VISA ISSUING(ビザ発行カウンター)」と書かれた部屋に入って入国カードを書いているところで追いかけてきた係員と合流。

なんやらかんやらで入国し、スーツケースを受け取って外に出るとガイドさんがきちんと待っていてくれて、無事ホテルにも到着。

ロビーではなんとお客様方が遅い時間であるにも関わらず待っていてくださり、無事合流することができました。

あら。

ほんとはこんなこと書くはずではなくクウェートのことを書こうと思っていたのですが・・・

続きはまた今度ということで。

最後におまけの写真をどうぞ。
ぴんぼけで残念!クウェート便の搭乗の様子

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Posted by 黒石 智之 ( 2018年05月20日 13:15 ) |  メッセージを送る(0)

飲むんかい!

2018年05月17日

深夜、ホテル地下のバーにて
クウェートは禁酒国でしたが、バーレーンは飲酒国。

ちょっと表現が悪いですね。

ホテルでは割りと気軽にお酒が飲める国。

アラブ衣装でお酒を飲むのは気が引けるとお客様は仰っていましたが、現地の方は気にせず飲んでおります♪

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Posted by 黒石 智之 ( 2018年05月17日 19:22 ) |  メッセージを送る(0)

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黒石智之 プロフィール

地球を舞台に遊びつくす「地球旅」のメンバー。運営するハイキング倶楽部がいつしか登山部となりつつあることに悩む総務担当でもある。富士山のお膝元、静岡県富士市出身。
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■添乗モットー
お客様と添乗員の旅ではなく、旅仲間同士として旅を楽しみたい

■好きな国・地域
北アフリカ、中近東などのイスラム圏。旧東欧諸国、特にルーマニア。トゥルヒーヨ、チクラヨを中心とするペルーの北部海岸地域(以前行った時には完成していなかったシカン博物館にどうしても行ってみたい)。大自然系ではチベットのヒマラヤ山脈、ギアナ高地、ナミブ砂漠、南極、死ぬまでにもう1回訪れたい思い出の国はポルトガル。

■趣味・特技
昔は空手(極真)、今は山歩き(昔は嫌いだった)と資格取得。ただ、熱しやすく冷めやすい性格なので、長続きしないことが多いです・・・