2018年04月05日
100年以上前から観光開発が進められてきたスイスには、日本の常識では考えられないようなところまでロープウェイや登山列車などの交通機関が整備されていたり、ホテルやレストランがあったりします。
これまで視察や添乗、プライベートでスイスのいろいろなホテルを見てきましたが、スイス政府観光局公認スイススペシャリストの私が考える、誰でも乗り物に乗って簡単に行かれるなかで最も眺めの良いであろうホテルはこちらです。
この数字はそのホテルが建っている場所の標高です。
3100メートルといえば富士山の八合目くらいですが、町からホテルの前まで登山列車であがることができます。
こちらが登山鉄道の駅。標高3089mなので標高差11mですが、エレベーターがあります。
このホテルはゴルナグラートホテル。
その名のとおりゴルナグラート展望台という展望台にあります。
ホテルの背後に見えているのがこの地域最高峰のモンテローザです。
(山頂がイタリアのためスイス最高峰ではありません)
その右側がリスカム、見えていませんが左側にもずらっと峰峰が連なっています。
標高が高いほど星空観測に適しているため、ホテルの上部には大学の天文観測所があります。
山岳ホテルですが、お部屋は町のホテルとそう変わりません。
窓の外を見れば、アルプスの4000m峰が目に飛び込んできます。
日本でいえば、登山口から数時間登った山小屋かテント泊でしか見られない風景です。
天候に恵まれれば、モルゲンロート(朝焼け)も期待できます。
天気がよければ、せっかくですから少し寒いですがホテルの外にでてみましょう。
マッターホルンだけではなく、周囲の山々が朝焼けに染まっているかもしれません。
いかがですか?
このホテルはわずか22部屋。
この景色を見られるのは、1日わずか50名弱です。
わずか22室の絶景ホテルに宿泊する アルプス4大名峰 10日間