JTBグランドツアーのツアー責任者(添乗員)のインタビューです。普段は聞けない生の声を聞くことができます。
今回はグランドツアーの若手のホープ、池田 明大(いけだ あきひろ)の登場です。
大学時代、就職活動をするにあたって何をしたいか考えました。人に幸せを感じてもらい、その瞬間を肌で感じられる仕事と考えたときに、自然と旅行業界を選んでいました。
基本はこの業界だけですね。しかも、企画と販売と添乗のすべての業務に携わることのできる、いわゆる製販一体の会社でしかお客様の幸せを肌で感じられないと考えました。
この業界を選んで正解だったと思っています。私自身にはぴったり合った仕事だと思えるから。添乗をしていて、お客様の笑顔を見る瞬間が、この仕事にやりがいを感じるときです。
どこも思い出深くて、特定は難しいですが、強いていうなら、キューバでしょうか。新人の頃、3回目の添乗で行きました。何があるってわけじゃないけど、ラテンの空気感がしっくりきたのを覚えています。社会主義のキューバでは、皆、一生懸命働くというよりは、この人生を楽しもうという雰囲気があって・・その頃ちょうどブエナビスタが流行していて、そのメロディーがアメ車の走る町にぴったりでした。自由で適当なところが私にぴったりだったのでしょうね。
いい加減ということではなく、型にはまらないところは添乗に必要な要素だと思います。だから臨機応変に対応できる添乗という仕事が好きです。
添乗はこわくもないし、億劫ということもありません。ただ内勤の仕事もあるので、その業務との兼ね合いです。
向いている・向いていないは別として、やりがいを感じています。航空担当になって、約2年間ですが、良い勉強をさせていただいています。企画や添乗をしていても、いろいろな場面において、普段の航空手配の業務で学んだことが生きています。皆が経験できることではないし、私にとってはチャンスだと思っています。
正確さと地道さでしょうか?航空座席を確保するのはもちろんですが、それで終わりというわけではなく、どれだけ便利なフライトを押さえられるか、どれだけお客様の希望される座席をアサインできるかなど、日々確認しなければいけないことはたくさんあります。
航空会社の皆様とよりいっそうの信頼関係を構築することですね。きっと将来につながると思っています。
ワンパク、人好き、運動好き。とにかくよく動いていました。今とそれほど変わっていませんね。
球技は得意でした。体育の成績も良かったですね。あと、剣道は3段です。
幼少時代はワンパクで、怪我が絶えませんでした。ブランコから飛び降りて骨折したり、森で転がって栗のトゲで痛い思いをしたりとか・・・(笑)
学生時代は、焼肉屋さんで、約3年半バイトをしていました。実はこの焼肉屋には、外国人観光客が多くて、必要にせまられて英語を使って会話するうちに、外国人や英語に対する抵抗感がなくなりました。文法なんて気にせず・・・それが、今の仕事にも生きています。
バイクで1人旅。下道で福岡から東京まで旅をしたことがあります!1週間くらいかけて、友人や知人宅にお世話になりながら・・・学生の間に何かやっておきたいと思い、実現しました。
5万円くらいの現地日本語ガイド付きツアーで友人とタイを訪れました。あとは韓国などにも行きました。
それはもちろんです。入社して初めて、お客様からの問い合わせを受けたとき、スイスの"氷河特急"のことを、"銀河特急"と間違えたほどです(笑)
そうですね・・リタイアしたら、ニュージーランドでのんびり・・でしょうか?ただそうすると、球場で野球観戦ができないですね・・・
そうですね。応援しているチームの試合が東京である場合は、必ず足を運びますね。ただ添乗で不在にしていることも多いので、1~2か月に1回くらいですが・・
就職で上京することになり、たまたま訪れた野球観戦で、周りの観客が故郷の言葉(方言)を話しているのを聞きました。まるで里帰りしたような故郷を感じられる空間がそこにあり、居心地が良かったんです。そこからですね。
仕事終わりと休日のビールは最高ですね。他にも、食べることが好きなので、ネットや口コミでおいしいといわれるお店には、でかけていきます。
四ッ谷三丁目のイタリアンかな?雰囲気もサービスも抜群でショートパスタは絶品でした。
週に1~2回はジムに通っています。ジム帰りのビールもまた最高なんです!添乗中も、時間に余裕があって治安が良ければ、ジョギングをしていますよ。
(インタビュアー:岡田)